前工程や後工程の部門と品質管理部門の協力による品質不良ゼロに向けての取り組み方について解説する特別セミナー!!
- 講師
エスケイジーマネジメント 代表(技術士・中小企業診断士) 坂田 愼一先生
著書:「品質管理の仕事がわかる本」(同文館出版) 等28冊
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
特にありません
習得知識
前工程や後工程の部門と品質管理部門の不良ゼロに向けての取り組み方
講師の言葉
不良品の処置・対策は、受入検査や製品検査、品質管理や品質保証部門が担当します。不良が発生した場所で 対策すると効果的な場合もありますが、「前工程で品質を保証しないと後工程に問題が現れる」ことになります。 例えば、開発・設計の狙いの品質に問題があると、後工程の製造品質にバラツキが出たり、クレームの原因になります。 また、営業・販売からの顧客ニーズや要求品質の情報が不足すると、狙いの品質が設定できないトラブルも発生します。 自部門だけでの取り組みから、前工程や後工程の部門と協力して不良ゼロに取り組むと効果的です。
プログラム
1.自社で起こる品質問題を明確にする 1)営業・販売部門と品質管理の仕事分析 2)開発・設計部門と品質管理の仕事分析 3)資材・購買部門と品質管理の仕事分析 4)生産・製造部門と品質管理の仕事分析 5)取引先・協力工場と品質管理の仕事分析 2.不良ゼロと再発防止への取り組み 1)品質問題は後工程に現れる 2)5Mの管理で不良を低減する 3)5Sの管理で外観不良を低減する 4)手法や技法を使って品質を改善する 5)異質の部門協力で品質を改善する 3.営業・販売業務と品質管理の取り組み 1)顧客の要求品質を知る 2)顧客に製品をプロモーションする 3)クレームの対応と処置 4)クレームの再発を防止する 5)ビフォアーサービスを強化する 4.開発・設計業務と品質管理の取り組み 1)開発・設計部門の仕事とは 2)設計品質を審査(DR)する 3)試作テストの品質を評価する 4)設計品質と製造品質を合わせる 5)過剰品質の改善と品質管理 5. 資材・購買業務と品質管理の取り組み 1)資材・購買・外注部門の仕事とは 2)購入価格を決めて品質を保証する 3)納期・数量を確保して品質を保証する 4)購入品の品質を保証する 5)無試験検査と品質保証 6.生産・製造と品質管理の取り組み方 1)最適な工法・工程を決定する 2)最適な設備・機械を選定する 3)品質を安定させる製造条件を設定する 4)工程で製造品質を作り込む 5)品質を検査し保証する 7.取引先の支援業務と品質管理の取り組み方 1)取引先の納入品質を評価する 2)取引先の支援組織と体制づくり 3)課題解決と支援の進め方 4)改善成果を支援先に定着化させる 5)品質保証納入制度を実施する 8.質疑・応答 個別相談(希望の方のみ)
講師紹介
工学院大学生産機械工学科卒,ティアック株式会社入社,製造係長,コストセンター長を経て,(株)ジェムコ日本経営入社, 経営コンサルタントとして数多くの企業指導にあたる。平成2年(有)エスケイジーマネジメントを創立,主に開発,資材, 製造の品質向上・コスト改善の実践指導に当たる。韓国・台湾・中国などの国際コンサルティングでも実績を上げ, 約180のプロジェクトを指導し現在に至る。 所属:中小企業大学校講師 公益社団法人大阪府工業協会講師 日本資材管理協会主任研究員