ねじのねじ山破壊,締め付け不良,安全率不足などのねじのトラブル解決策および
ばねのへたり,形状不具合,計算不足などのばねのトラブル解決策について分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
國井技術士設計事務所 所長 技術士(機械部門:機械設計/設計工学) 國井 良昌 先生
日立、富士ゼロックスで設計に従事、富士ゼロックスでは、設計プロセス改革、設計審査長等を経験後、現職
横浜国立大学 大学院工学研究院 非常勤講師
首都大学東京 大学院理工学研究科 非常勤講師
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
受講対象
・ 企業の開発、設計、生産技術,品質保証関連の若手技術者(機械系) ・ 企業の開発、設計、生産技術関連の検図者(機械系) ・ 企業の開発、設計、生産技術,品質保証関連への異動者(機械系) ・ 企業の技術教育部門(機械系)
予備知識
ねじまたはばねに関係する方なら特になし
習得知識
1)ねじの各種トラブルと対策 2)バネの各種トラブルと対策
講師の言葉
機械要素とは、ねじ、ばね、軸、軸受、ベルト、チェーン、歯車(ギア)、カム、などを意味しますが、 この解説だけでは理解できません。そこで「料理を設計、料理人を設計者」にたとえて説明してみましょう。 『味噌も醤油も知らぬは料理人の恥』・・・料理の世界で言われている文言です。 一方、機械技術者で「機械要素」を知らないということは、味噌や醤油やその他の調味料などの 加工食品を知らないことに相当します。そのような料理人の料理など食したくはありません。 加工食品や調味料の歴史や役目、種類や成分の知識を知っていても、調理中におけるタイミングや順番、 温度や量など実際の各種料理で理解できなくては、料理人にはなれません。単なる料理評論家となるでしょう。 機械要素もまったく同じです。数多く存在する機械要素の書籍やセミナーは、その各要素部品における 構造や種類などの解説に集約し、知識全体を把握できる「概論版」です。しかし、概論だけでは、要素部品の ひとつも実装設計ができません。 本セミナーは機械要素の概論版ではなく、一品でもよいから料理(設計)ができる「やさしい料理講座」を 目指して指導します。
プログラム
第1章 料理よりやさしい機械要素の習得 1-1 無味乾燥な機械要素に関する学習方法 1-2 衝撃の機械要素ランキング(この順番で学ぶことが効果的) 1-3 間違いだらけ:従来の機械要素の実務情報 第2章 使用頻度ランキング第1位のねじを学ぶ 2-1 ねじのトラブル第1位はねじばか(ねじ山の破損) 2-2 事例:ねじの種別選択ミスとその対策 2-3 事例:ドライバの選定ミスとその対策 2-4 事例:ねじの材料選択ミスとその対策 2-5 事例:締め付けトルクの不良とその対策 2-6 事例:安全率不足とその破断対策 2-7 ねじによる締結と溶接や接着による接合との相違 2-8 事例:ねじに関する電気知識の不足とその誤動作対策 2-9 事例:一部品一機能が設計の原則 2-10 事例:身近なおもちゃに学ぶねじの設計知識 2-11 ねじの締め付けトルクとその軸力 第3章 使用頻度ランキング第2位のばねを学ぶ 3-1 使用頻度ランキング第2位はばね 3-2 ばねのトラブル第1位はへたり 3-3 事例:ばねの形状不具合とその対策 3-4 事例:ばねの材料選択ミスとその対策 3-5 事例:ばねの計算不足とその対策 3-6 事例:ばねの電気知識の不足とその対策 3-7 事例:身近なおもちゃに学ぶばねの設計知識 3-8 「嵌め殺し」の設計テクニックを学ぶ 3-9 材料の相違は概念ではなく数値で語れ!
講師紹介
1978年、横浜国立大学 工学部 機械工学科卒業。日立および、富士ゼロックスの高速レ-ザプリンタの 設計に従事。富士ゼロックスでは、設計プロセス改革や設計審査長も務めた。1999年より、 國井技術士設計事務所として、設計コンサルタント、セミナー講師、大学非常勤講師として活動中。 以下の著書が日刊工業新聞社から発行されている。 ① ついてきなぁ!加工知識と設計見積り力で『即戦力』 ② ついてきなぁ!『設計書ワザ』で勝負する技術者となれ! ③ ついてきなぁ!加工部品設計で3次元CADのプロになる! ④ ついてきなぁ!失われた『匠のワザ』で設計トラブルを撲滅する! ⑤ ついてきなぁ!設計トラブル潰しに『匠の道具』を使え! ⑥ ついてきなぁ!材料選択の「目利き力」で設計力アップ ⑦ ついてきなぁ!加工部品設計の「儲かる見積り力」大作戦」 ⑧ ついてきなぁ!設計のポカミスなくして楽チン検図 ⑨ ついてきなぁ!昇進したあなたに贈る「勝つための設計力 ⑩ ついてきなぁ!設計心得の見える化『養成ギブス』 ⑪ ついてきなぁ!品質とコストを両立させる『超低コスト化設計法』 ⑫ ついてきなぁ!悪い『設計変更』と良い『設計変更』 ⑬ ついてきなぁ!機械設計の企画書と設計書と構想設計」 ⑭ ついてきなぁ!組立知識と設計見積り力で『設計職人』 ⑮ ねじとばねから学ぶ!設計者のための機械要素