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図面ミスをなくすための

検図の基本とチェックシートの活用による検図の効率化と図面ミス削減

機械

検図の基本的考え方,検図チェック方法,検図精度を向上させるチェックシートの作り方・
      有効活用方法について演習を交えて解説する特別セミナー!!

講師

有限会社 光匠技研  代表取締役 野々山 満 先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト

受講概要

予備知識

 設計に関わる方ならば特に必要なし

習得知識

 1)検図の基本
 2)効果が上がる検図チェック方法
 3)検図チェックシートの作り方
 4)検図チェックシートの有効活用方法

開催の趣旨

 検図は、もっとも重要な設計ミスを減らす手法です。
 検図には自分で行う検図と出図前に行う最終検図があります。
 設計担当者は上司が最終検図を行うので多少のミスがあってもかまわないと考えるのは間違った考えです。 
 検図は網でミスをすくうと理解してください。 1回の検図で完全にはミスを無くすことはできません。
 講師自身 20数年 設計図を書いてきて、書き上げた後に自己チェックをする前段階で1カ所もミスのない図面を作成できたことは
一度もありません。 それくらい人間は間違うように出来ています。ミスが多い図面はそれだけ外部へミスが漏れ出ます。
 はじめから完璧な図面を目指し作成し最終検図を受けることで、さらに良い品質を作り込む。これが正しい理解です。
 チェックリストは検図での抜け漏れを防ぎ、ミスを減らすのに非常に効果的です。
 また、ミスにミスを重ねることも防止ししてくれます。  ただし、くれぐれも チェックリストをチェックすることが仕事ではなく、
ミスを減らすためのチェック行為で抜け漏れを防ぐための道具がチェックリストということを理解しましょう。
 当セミナーでは、検図の基本概念と、検図精度を向上させるチェックシートの活用方法について解説します。
 チェックシートを活用することで各設計者は共通したチェックポイントを持つことが出来ます。
 検図の客観性が確保されるとともに検図に割かれている時間の短縮や検図漏れを削減することが可能となります。
 チェックシートの作り方や活用方法について、図面ミスをなくすように演習を交えて解説するセミナーです。

プログラム

1.検図における基本的な考え方
 1)検図の重要性と目的
 2)ミスの原因・種類・防止策
 3)単純ミス発生要因分析作業の心身機能
 4)単純ミス、種類ごとの対策
 5)検図作業で必要な知識
 6)最も重要なのはセルフチェック
 7)検図の実務上の注意点
2.検図でチェックリストは、必須アイテム
 1)チェックリストの役割
 2)チェックリストは自前が基本
 3)検図のタイミング
 4)単純、簡単、明快なリストにすること
3.チェックリストでミスを防止しよう
 1)チェックリストにおける「良い設問」「適さない設問」
 2)より効果が上がる検図チェック方法
 3)現場と同じ目線で考えるチェックリストとは?
4.検図チェックシートの作り方(チェックリストのPDCA)
 1)PLAN(計画、作成)
  a)「うっかりミス」が発生する要因、それを防ぐチェック項目
  b)「仕様の見落とし」が発生する要因、それを防ぐチェック項目
  c)「部品干渉」が発生する要因、それを防ぐチェック項目
  d)「寸法/幾何公差」間違いが発生する要因、それを防ぐチェック項目
  e)「購入部品」「材料選定」間違いが発生する要因、それを防ぐチェック項目
  f)「形状不備」「組付不良」が発生する要因、それを防ぐチェック項目
 2)DO(実行)
  a)チェックシートの運用テクニック
  b)チェックリストは図面と一緒に関係部署へ廻す
 3)CHECK(確認)
  ・ミスが発生した履歴を残す/ チェックリストで進む標準化
 4)ACT(改善)
  ・チェックリストの効果を検証する/ 再発防止のための改善
5.チェックシートの有効活用法
 1)チェックシートの上手な使い方手順
 2)検図漏れが発生した場合の対応
 3)自信を持ってミスのない図面を出そう!
 4)演習実際にチェックシートを活用してみよう
6.質疑応答