3月に発売されたアウディの48V電源システム車の各機構から読み説く欧州の48V電源への戦略,
48V化に向けた技術と機器・部品への影響について解説する特別セミナー!!
- 講師
名古屋大学 未来材料・システム研究所 教授 博士(工学)山本 真義 先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:43,200円 同時複数人数申込みの場合 1名:37,800円
- テキスト
受講概要
予備知識
特になし
習得知識
1.欧州自動車メーカが48V電源を選定する理由 2.48Vシステムに対する完成車メーカ,サプライヤの動き 3.48Vシステム用DC-DCコンバータ,補機類,バッテリのクリアすべき課題 4.SiC,GaNパワー半導体と車載用48Vシステムの導入可能性 5.2025年へ向けた欧州規格とそれに対応した技術
講師の言葉
既にアウディから48V電源システム車である「Audi Q8 sport Concept」が3月に発表された。この車両は量産車として世界初の 48V電源システム搭載車である「SQ7 TDI」のシステムを踏襲した上位車種となる。このアウディSQ7、Q8における各機構から、 欧州の48V電源に対する戦略が見える。 またContinental、Valeo、Schaeffler、Boschがそれぞれ提案している48V電源システムの 事例も紹介し、日本と欧州の48V電源システムに対する考え方の違いについて解説する。
プログラム
1. なぜ今、車載用48Vシステムなのか? 1.1 欧州自動車メーカが協定を結んだ理由 1.2 欧州が48Vシステムを選定する理由 1.3 日本のハイブリッド車(ストロング・ハイブリッドシステム)と欧州の48V系ハイブリッド車(マイルド・ハイブリッドシステム)との違い 1.4 車載用48Vシステムのメリットとデメリット 1.5 エネルギー回生、アイドルストップと48Vシステムの燃費改善効果比較 2. 車載用48Vシステムに対する各完成車メーカ・サプライヤの動き 2.1 48Vシステムに対するサプライヤの動き 2.2 48Vシステムに対する完成車メーカの動き 2.3 48Vシステム用補機類(電動パワーステアリング・電動コンプレッサ等)に対するサプライヤメーカの動き 2.4 48Vシステムが導入される具体的な車種予測 2.5 ストロング・ハイブリッドシステムが導入される具体的な車種予測 2.6 アウディA3 Sportback e-tron試乗記(試乗から欧州のストロング・ハイブリッド車戦略を読み解く) 3. 48Vは成功するか?過去の経験から日本企業は何を学ぶべきか? ・かつてトヨタ自動車にて42V系システムを市場導入されたご経験を持たれる寺谷様より、電圧、補機、規格から読み解く 市場動向と我が国のサプライヤ・部品メーカの市場参入可能性について、率直なご意見を頂いた内容を紹介予定。 4. 車載用48Vシステムの市場に対する商機とその未来 4.1 48Vシステム用DC-DCコンバータにおける商機とクリアすべき課題 4.2 48Vシステム用補機類における商機とクリアすべき課題 4.3 48Vシステム用バッテリにおける商機とクリアすべき課題 4.4 SiC、GaNパワー半導体と車載用48Vシステムとの親和性と導入可能性 5. 2025年へ向けた欧州規格とそれに対応した自動車産業の目指すべき技術の方向性 5.1 車載用48Vシステムは燃費改善にどこまで効果があるか? 5.2 車載用48Vシステムの可能性と限界(欧州燃費規格の観点から) 5.3 ストロング・ハイブリッドシステムの可能性と限界 5.4 プラグイン・ハイブリッドシステムの可能性と限界 5.5 車載用48Vシステム市場に参入すべきか否か?