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実装の不良問題解決のための

実装不良発生メカニズムと効果的不良対策および品質改善
~実装現場に密着した効果絶大な明日からすぐに使えるノウハウ~


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エレクトロニクス

実装の印刷・マウント・リフロー炉・インサータ・はんだ槽における不良発生メカニズムと不良対策および
  品質改善,BGAやCSPの不良対策のノウハウについて実験や動画を交えて皮膚感覚で理解できるよう解説する特別セミナー!!

講師

(株)キューブ表面実装技術研究所 代表取締役 木下 真言 先生
  リコーにて実装の最先端技術に従事,その後、現職にて多くの実装企業の技術指導を推進中
  特許出願件数:国内24件,国外49件

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト

受講概要

予備知識

 実装に関連する方なら特に必要ありません。

習得知識

 実装の全工程で発生する不良に対する対応知識が得られます。
 1)印刷工程における不良発生メカニズムと対策
 2)マウント工程における不良発生メカニズムと対策
 3)リフロー炉,インサータ,はんだ槽における不良発生メカニズムと対策

講師の言葉

 減少する一方の国内実装拠点、派遣オペレータの増加、熟練技術者の減少などによって、実装現場が保有するノウハウや基本的な
メカニズムに対する理解が急速に失われています。
 今はまだ先人のノウハウや知識をNCやマニュアルに置き換えて維持していますが、対応力の低下は否めないものが有ります。
 そこで本セミナーでは、NCやマニュアルの根底にあるメカニズム(特に不良発生メカ
ニズム)を理解し、より高度なノウハウに
つなげていくことを目指して、多くの実験や動画を使いながら、「皮膚感覚で理解する実装技術」のセミナーを行ないます。
 さらにその延長として、御社が今後も生き抜いていくための最新技術の数々を提言いたします。
 海外での実装企業間の競争は熾烈さを増し、国内でも、実装業界のパイが縮小し続けている中で、生き残りをかけた戦いの武器、
「明日からすぐに使えるノウハウ」など、沢山ご紹介します。
 特に今回のセミナーでは、ご質問が増えているBGAやCSPなどのバンプ電極型部品の不良対策で大きな成果を上げているノウハウも
 開示致します。 ご期待ください。

プログラム

1.実装不良の全体像を見る
(1).市場不良の大半は「クラック」 
  実装現場ではなぜ実態を把握しきれないのか
  クラックがもたらす重大事故の数々
  航空・宇宙・防衛・医療・自動車・ など、高信頼性実装を必要とする担当者必見
  クラック多発の要因と現在の対策の問題点
  実装工程担当者の意識が薄い理由
  確実なクラック対策がもたらす飛躍的な競争力の獲得
(2).最新クラック対策紹介
  新しい印刷技術による対策
  新しいマウント技術による対策
  新しいリフロー技術による対策
  新しいコンポーネント技術による対策
(3).不良の全体像 「工程内不良、市場不良」 を見る
(4).本セミナーで低減できる実装不良
  a.【工程内不良】 オープン/ショート、ウィッキングショート、ハンダ過多/不足、ハンダボール・サイドボール
   濡れ不足(赤目、はじき、冷ハンダ=Cold Joint)、フィレット不足、
   チップ立ち(印刷要因のマンハッタン・ツームストン)
   部品脱落(→欠品)・部品ずれ・横転・反転・極性違い(マウント起因)、
   余分部品(=Extra Parts)、馬乗り部品(Parts On Parts)
   リード曲がり・浮きでのオープン(大半は実装企業内の要因で発生)、検査機の誤判定、
   インサートエラー、リードカットエラー、ドロス付着、ボイド、ブローホール、
   ハンダ上がり不良、
  b.【次工程不良・市場不良】 
   クラック(振動・熱膨張・湾曲基板、デンドライト(=引け巣)、リフトオフ によるもの)
(5).急浮上してきた大問題「濡れ不足・クラック・接合信頼性不足」 その地球規模の要因とは
2.印刷
(1).印刷マスク  変革の時代を迎えた印刷マスク
  a.印刷メカニズムを理解する 「良い印刷の3条件」 (受講者体感実験3件・実証ビデオ)
  b.ハンダの抜け性向上策5つのポイント(実証ビデオ)  製法別に各印刷マスクを比較する
  c.高品質・短納期・超低価格マスクの時代が始まった。その実力は・・・
  d.「濡れ不足・クラック・接合信頼性」問題の解決法  驚異の「ESSメソッド」とは
(2).スキージ  使ってはいけないメタルスキージ
  a.スキージの進化の歴史と課題の変遷
  b.多発しはじめたプラスチックスキージのトラブル  その知られざる原因と対策
  c.相反する「かき残し vs えぐり込み」を両立させる新形状スキージ
  d.簡単な改善で実現する「高品質化・省力化スキージング構造」
  e.微細印刷でますます重要となる 「印圧設定値」 の最適化とそのメカニズム
  f.「ストローク」を節約してはならない。  その意外な理由と対策
  g.「スキージ速度」高速化の落とし穴  スキージングのメカニズムを解説する
(3).バックアップ   新概念のツールを紹介する
  a.両面リフロー基板に大きな効果  新しいバックアップで高品質化・自動化・省人化を実現
  b.新バックアップ法で正しい「印圧設定値」の設定を   現在の印圧設定の間違いを正す
(4).ハンダの劣化管理
  a.ハンダの選定以上に大事なこと  使用中のハンダの劣化防止
  b.全社失格  御社にも「使用中ハンダ」の管理者がいない
  c.5つのハンダ劣化要因と防止法   印刷品質改善はハンダの劣化防止から
  e.廃棄ハンダ低減手順による大幅コスト低減法
(5).印刷機の調整スペック最適化法とその理由
  a.一般的スペック: 印圧、スキージ速度、スキージストローク、版離れ速度、自動清掃設定
  b.講師提唱スペック:スキージスキュー角(+ずらしセット)、版離れシーケンス、
                           版離れインターバルタイム
3.マウント
(1).知れば簡単  マウント不良は根絶できる
(2).不良ノズルによるマウント不良は90%以上?  不良の実例とその発生メカニズム
  a.メンテはカッセトのアライメントとノズル/フィルタの超音波洗浄だけで良いか
  b.不良ノズルの発見法(目視法・マウントエラーデータによる層別法)
(3).振動でも起こる吸着エラー  その振動要因防止法
(4).リード曲がりの犯人は御社自身  意外な原因と超簡単対策
4.リフロー炉
(1).世界的大問題「濡れ不足」を克服する  理想の温度プロファイルを作ろう(実験2件)
(2).上下ヒータの役割の違いを考えた温度設定法  フラックス活性の温存と熱ダメージ回避
(3).誰も議論しない冷却温度プロファイルの重要性と実現方法
5.インサータ
(1).インサータの2大不良「インサートエラー・リード残り」の原因と対策
  a.チェックポイントはこの部分!
6.はんだ槽
(1).フロー不良の原因と対策
  a.ハンダかぶり・ボイド・ブローホール・引け巣(デンドライト)・クラック、リフトオフ
(2).パッド形状によるショート防止法
(3).ドロス発生・ドロス付着の原因と対策
  a.お金のかかる廃棄ドロスをハンダに戻して大幅コスト削減を(実験) 
7.セレクティブはんだ槽
(1)多くのセレクティブはんだ槽の構造欠陥とそれによる発生不具合
(2)新規購入時の選定ポイント
(3)購入してしまった装置の簡単改良法

講師紹介

   「表面」実装技術誕生の初期から、最新の実装まで、最先端を切り開き続けて30余年。
  多くの実装企業の技術指導を推進中。