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粒子の特性の測定・制御と操作性向上のための

粉体・粒子の付着性・流動性・帯電性の測定・制御のポイントとハンドリング技術


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化学医薬

粉体・粒子の付着性・流動性・帯電性の測定評価法,制御法および
 微粒子ハンドリングの勘どころと従来にない手法について解説する特別セミナー!!

講師

京都大学 大学院工学研究科 教授 博士(工学) 松坂 修二 先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト

受講概要

予備知識

 基礎から解説するので,特別な予備知識は必要ありません。

習得知識

 1)粉体と微粒子の特性評価に必要な基礎知識
 2)付着性,流動性,帯電性(静電気)の測定,評価,制御法
 3)粉体特性を考慮した粉体ハンドリング技術
 4)ミクロンサイズ,サブミクロンサイズ,ナノサイズの粒子のハンドリングの違い

講師の言葉

  粉体は,医薬品,化粧品,食品,電子材料,塗料,プラスチック,セラミック,金属などの原材料,中間製品,最終製品として,
いろいろな分野で利用されていますが,最近では,これまで以上に高機能化,高品質化が進んでいます。取り扱う粒子の大きさは
ミクロン・サブミクロン・ナノサイズへと,より小さくなる傾向が強くなっていますが,機能を十分に発揮させるには,精密な
粒子設計と製造過程における操作性の向上が必須です。
 微粒子は付着性が強く,流動性が低く,静電気を帯びやすいので,ハンドリングが難しいです。粒子の付着性を低減し,
流動性を改善し,静電気を帯びにくくするために,粒子の表面にいろいろな添加剤が加えられており,装置の表面の粗さの
制御にも気を配るようになっています。付着性・流動性・帯電性の意味を正しく理解して測定・評価の技術を習得すれば,
具体的操作の指針が得られます。
 本セミナーでは,粉体特性のキーポイント,特性評価法,および制御法を分かりやすく解説します。機械的単位操作の
基本である粉体供給と粉体輸送を代表例として,ミクロンサイズからナノサイズまで,微粒子ハンドリングの勘所および
従来にない手法を基礎から解説します。

プログラム

1. 粉体・粒子の基礎知識
 1.1 粒子径と粒度分布
 1.2 粉体・粒子の密度
2. 付着性
 2.1 粒子の沈着,付着の実例
 2.2 付着力の基礎
 ・ファンデルワールス力
 ・静電付着力
 ・液架橋付着力
 ・各種付着力の比較
 ・付着力測定法
 2.3 付着強度分布の測定
 2.4 付着の制御
 ・表面改質
 ・表面粗さ
3. 流動性
 3.1 流動性評価の基礎
 3.2 流動性プロファイルの測定および評価
 3.3 流動性制御法
 3.4 ナノ粒子の流動性評価
4. 帯電性
 4.1 空気輸送と帯電現象
 4.2 接触帯電の基礎理論
 ・繰り返し衝突帯電の定量解析
 ・管内固気二相流の粒子の帯電の解析
 4.3 粒子の帯電特性計測法
 ・接触電位差
 ・平均帯電量と帯電量分布
 ・繰り返し接触帯電と管内固気二相流
 ・静電気力の測定
 4.4 粒子の帯電制御
 ・材料制御と外部電界制御
 ・帯電粒子の運動制御
5. 粉体ハンドリング技術
 5.1 振動による粒子配列・凝集・運動制御
 5.2 定量供給
 ・単振動の利用
 ・超音波震動の利用
 ・振動剪断流動の利用
 5.3 振動を応用した固気二相流

講師紹介

 1983年 東レエンジニアリング入社
 2009年 京都大学大学院工学研究科 教授 (現在に至る)

 「粉体工学便覧」,「粉体工学ハンドブック」,「粉体工学用語辞典」他多数。
 粉体工学会理事,日本エアロゾル学会理事,静電気学会代議員を歴任。