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安定して高精度な光学薄膜を製造するための

ARコート「反射防止膜」の設計・成膜・評価とその応用
 ※都合により開催中止となりました

エレクトロニクス化学

ARコートの基礎から、真空蒸着、イオン成膜、スパッタリング、ゾルゲル及び最新成膜手法の特長と評価、
ARコートの各分野における応用事例について、具体的事例を交えながら解説する特別セミナー!!

講師

オプトグリーン株式会社 代表取締役
一般社団法人光融合技術協会 理事  生水 利明 先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト

受講概要

予備知識

特になし

習得知識

ARコートの基礎、その応用分野

講師の言葉

光学薄膜の多くはカメラレンズ等に代表されるARコート「反射防止膜」の性能向上のニーズに応える形で進歩してきました。しかし安定して高精度な光学薄膜が製造できるようになってきたのは、2000年位からで、その大きな貢献は新しい成膜手法の実用化によるものです。本セミナーではARコートの基礎から、真空蒸着、イオン成膜、スパッタリング、ゾルゲル及び最新成膜手法の特長を徹底解説します。またARコートの応用としてカメラ、スマートフォン、医療・ライフサイエンス分野、環境対応技術などへの応用、今後の展開に関して、最近の具体的事例と共に詳細に解説します。

プログラム

1. 光学薄膜の理論
 1.1 反射防止膜の原理
 1.2 多層膜反射防止膜の原理
 1.3 UVカットフィルター、IRカットフィルター

2. 成膜材料
 2.1 低屈折率材料
 2.2 中間屈折率材料
 2.3 高屈折率材料
 2.4 金属材料

3. 膜厚制御
 3.1 光学式膜厚計の原理
 3.2 水晶式膜厚計の原理

4. 真空蒸着装置
 4.1 真空装置
 4.2 真空計
 4.3 真空ポンプ
 4.4 電子銃
 4.5 抵抗加熱

5. 成膜手法
 5.1 真空蒸着
 5.2 イオン成膜(IAD、イオンプレーティング)
 5.3 スパッタリング(マグネトロンSP、IBS、MetaMode)
 5.4 ゾルゲル
 5.5 モスアイ

6. ARコートの評価
 6.1 光学特性
 6.2 屈折率
 6.3 膜応力
 6.4 膜密着性
 6.5 膜分析

7. ARコートの応用事例
 7.1 デジタルカメラ
 7.2 スマートフォン(携帯電話)
 7.3 液晶TV
 7.4 プロジェクター
 7.5 顕微鏡
 7.6 医療機器
 7.7 太陽電池
 7.8 環境対応(省エネ)機器

8. 光融合技術協会の取り組み
 8.1 成膜装置、成膜技術の紹介
 8.2 今後の取組に関して

9. ARコートの今後の展望

 

講師紹介

1982 オリンパス株式会社入社
   光学薄膜、光学材料、光学素子の研究開発に従事
2008 オリンパス退社
2009 オプトグリーン株式会社 代表取締役
2012 宇都宮大学客員教授 
2017 一般社団法人光融合技術協会 理事
所属学会 応用物理学会、光学薄膜研究会、クロモジェニック研究会