課題解決、品質向上、技術向上のセミナーならTH企画セミナーセンター

流体関連の機械・部材のキャビテーショントラブル解決のための

キャビテーションのメカニズムと損傷問題の解決策


Warning: Undefined variable $seminar_kind_formatted in /home/beker/thplan.com/public_html/wp-content/themes/thplan/single.php on line 37

機械

キャビテーションの発生メカニズム,発生条件,損傷メカニズム,損傷に影響する因子,
  損傷対処法,実機でのキャビテーション対策について解説する特別セミナー!!

講師

福井大学 名誉教授 工学博士 服部 修次 先生
  ~キャビテーション損傷問題に30年以上取り組んでいる数少ない研究者~

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

Googlemapでの表示はこちら

受講料
1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト

受講概要

予備知識

  以下の知識は,必ずしも必要ありませんが,できればあった方がよい。
  ・流体力学  ・機械材料学

習得知識

 1)キャビテーションの発生原因
 2)キャビテーションのタイプ
 3)気泡の発生,崩壊の機構
 4)損傷機構
 5)損傷対策

講師の言葉

 流体を取扱う機械や部材では,装置の小型化,高速化を推し進めるときに必ず直面する問題がキャビテーションです。
 キャビテーションは,流速の増加に伴って発生する気泡の連続的な発生及び消滅現象であり,キャビテーションが発生すると,
性能は低下し,振動,騒音が発生するだけでなく,部材が損傷して装置を破壊するなどの様々なトラブルが発生します。
 こうした問題を解決するには,キャビテーションの発生メカニズム,発生条件,損傷メカニズム,損傷に影響する因子を
十分に理解し,把握しておく必要があります。
 キャビテーションが発生しない条件で設計するのが望ましいが,過酷な使用条件によりキャビテーションが発生してしまった場合に
対処方法について材料面からのアプローチにより解決する手法について解説します。
 本セミナーの講師は,キャビテーション損傷の問題に30年以上取組んでいる日本でも数少ない研究者です。

プログラム

Ⅰ.キャビテーションの基礎
 1.キャビテーションの発生原因
 2.キャビテーションの様子と分類
Ⅱ.気泡の発生及び崩壊のメカニズム
 1.気泡の発生条件とキャビテーション係数の定義
 2.気泡崩壊のメカニズム
Ⅲ.キャビテーション損傷の事例
Ⅳ.キャビテーション試験装置
 磁わい振動装置とキャビテーション噴流試験装置
Ⅴ.損傷のメカニズム
 1.気泡崩壊時の圧力
 2.各種金属材料の損傷過程
Ⅵ.損傷に影響を及ぼす因子
 流速,温度,キャビテーション係数,音響インピーダンス,表面張力
Ⅶ.各種工業材料の損傷
 1.炭素鋼
 2.ステンレス鋼(含二相ステンレス鋼)
 3.鋳鉄
 4.銅合金,チタン合金
 5.プラスチック
Ⅷ.実機でのキャビテーション対策
 1.ポンプ,水車,プロペラ,オリフィス,バルブでの対策
 2.表面被覆材料

講師紹介

  1978.3 立命館大学理工学研究科博士課程機械工学専攻修了
 1980.3 工学博士(立命館大学)
 1980.12 福井大学工学部助手
 1982.9 アメリカ合衆国ミシガン大学にて共同研究(1年間)
 1984.9 アメリカ合衆国NASAルイス研究所(現グレン研究所)にて共同研究(1年間)
 1991.6 福井大学工学部助教授
 1995.10 フランスグルノーブル大学機械研究所にて共同研究(2ヶ月)
 1998.3 福井大学工学部教授
 2006.4 福井大学大学院教授
 2015.3 福井大学定年退職
 2015.3 福井大学名誉教授
所属学会・役職
【日本機械学会,日本材料学会,ターボ機械協会,日本混相流学会,日本原子力学会,日本眼鏡学会】
 日本機械学会 フェロー会員(2006.3から現在)
 日本機械学会 支部長(2014.3~2015.3)
 日本材料学会 支部長(2007.5~2009.5)
 ターボ機械協会 理事 代議員(2009.5~現在)
 ターボ機械協会 ポンプのキャビテーション研究分科会 主査(2009.5~2015.5)