振動の基礎,正しい実験方法,正しいデータ計測・分析方法,振動低減方法と振動問題のアプローチ方法などについて
実際の計測,ビデオ,写真を交えてわかりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
有限会社エヌブイソリューションズ 代表取締役 菅原 淳一 先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
受講対象
1)企業の開発・設計・生産・保全・品質保証部門の技術スタッフ 2)振動や実験を始めたが思うような結果が得られない方 3)これから振動対策に取り掛かる方 4)シミュレーションモデルの検証をされる方 5)品質の改善をしたい方
予備知識
特に必要ではありませんが、多少でも計測や振動の予備知識があれば理解しやすい
習得知識
1)振動について基礎知識の習得 2)振動計測方法の習得とノウハウ 3)やってはいけない実験方法の理解 4)振動低減の手法を習得 5)振動低減のアプローチ方法
講師の言葉
近年、技術の 目覚ましい進歩により、私たちの生活は便利に、そして快適になっています。 その製品の中には振動問題が発生する事があります。 その、振動を知りたい目的は幾つかあると思います。 ・振動問題が発生しその原因を確認したい ・装置が稼働中の振動を確認したい ・固有振動数を確認したい、etc. 本セミナーでは、振動の基本を知り、具体的に正しい実験方法について説明します。正しいデータ計測と分析を行うには、 正しいデータの他、逆にどのような実験で間違ったデータになるのか? と言う視点も必要になります。 精度の悪い実験データからは、分 析・評価も精度の悪い結果となってしまいます。 また、構造物に対し、いくつかの 振動低減方法をその場で実演し確認します。 基本的な対策方法、アプローチ方法について 理解する事で実際の対策に役立てる事が可能になります。 これらの項目を、実際の計測、ビデオ、写真などを交え、わかりやすく解説いたします。
プログラム
1.振動とは (1)振動の種類、その特性について (2)振動モードとは何か (3)変位、速度、加速度について (4)減衰とは (5)耐振(耐震)、制振(制震)、免震 2.振動計測 (1)振動計測の基礎 計測および信号 処理について (2)良く使用する関数と使い方 関数の大きさ、 見方、意味、利用方法 (3)振動計測の注意 点 注意点とやって はいけないこと (4)モード実験およ び解析を行う そしてモードからの情報は何に役立つか (5)振動の測定 低周波の振動 (建物等) 高い周波数の振 動 回転物の振動 (回転物の振動で何が重要か) (6)梁の固有振動数 を手計算で求める マス付加などに よる特性の変化を理解する 3.振動低減 (1)振動低減方法の基本 どのような低減方法があるのか? (2) 実験による振動低減の確認 実際に実験で試して確認する (3)振動問題が発生した場合のアプローチ方法 4. その他 (1)重根について (2)縦波と横波 (3)振動評価のための実稼働計測 (4)過渡的な振動
講師紹介
日本大学工学部卒業後、 半導体機器メーカ 東京エレクトロン(振動・騒音)、計測機器メーカ エー・アンド・デイ(振動解析装置の設計開発および マネージメ ント)を経て、 現在の会社を設立。一貫して振動・騒音に関わる。 対象は機械(車関連、家電、精密機器、工作機械、etc.)、建築、土木、生体、幅広い業種にて、振動・騒音のコンサルティングや教育実績があります。 最近の傾向としてデータの品質・精度・不確実性にこだわりを持って対応しています 慶應義塾大学 SFC研 究所 所員