塗装・コーティング製品の品質に関わる製造工程の状態を「見える化」・「定量化」し,
効果的で継続性あるゴミやホコリ等の異物不良対策について多くの実演を交えて解説する特別セミナー!!
- 講師
平田技術士事務所 代表 技術士(金属部門、総合技術監理部門)平田 政司 先生
CEL (Clean Environment Lab.) 湯澤 智 先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
特にありません
習得知識
1)異物不良原因の見える化手法 2)工程の定量化及び管理手法 3)見える化による効果的な改善手法
講師の言葉
塗装・コーティング工程などで、ゴミやホコリなどの異物に起因する不良対策にお困りの皆様、問題の本当の原因が見えていますか? 異物には空気中に浮遊している物、素材に付着している物の他にも、塗料やコーティング剤に混入したものなどがあり、 これらは通常は目で見えないため、原因が特定できず、効果的な対策を行うことが困難なケースが多くあります。 また効果がありそうな対策が見つかった場合でも、定量的な管理が出来ないため、工程の状態を維持することが困難で、 同じ問題が何度も再発する、いわゆる「モグラ叩き」のような状況に陥りがちでもあります。 本セミナーではこれら目に見えない異物をはじめとした、塗装・コーティング製品の品質に関わる製造工程の状態を 「見える化」・「定量化」し、効果的で継続性のある対策を行うための手法を、多くの実演を交えながら習得して頂く事で、 皆様の工程改善のお手伝いをします。 異物不良の最も恐ろしい点は、修正工程での手直しや投入数量を増やすことによって辻褄を合わせる事が可能なため、 重大な問題点として認識されにくく、知らず識らずのうちに工場の体質を悪化させる、いわば工場の生活習慣病である点にあります。 工場の体質を改善し、企業の継続的な発展に欠かせない収益を確保すると共に、皆様の技術レベルアップを図るため、 是非本セミナーをご利用下さい。
プログラム
1. はじめに 〜見える化の定義と種類 1-1. なぜ見える化が必要なのか 1-2. 見える化の定義 1-3. 見える化の種類 2. 品質情報の見える化 〜工程の品質状態と痛みの見える化 2-1. 基本情報 2-2. 痛みの情報(損失金額) 2-3. 改善情報(不良率と変化点、他) 3. 気流の見える化 〜異物浮遊の原因となる気流の見える化と対策 3-1. 気流と異物不良 3-2. 可視化手法 3-3. シミュレーション手法(CFD) 3-4. 気流関連対策 3-5. 可視化手法の実演(各種スモークテスタ・風速計、他) 4. 浮遊塵の見える化 〜空気中に漂う異物の見える化と対策 4-1. 可視化手法 4-2. 定量化手法 4-3. 浮遊塵の対策 4-4. 可視化手法の実演(HIDライト・レーザー光源・粗粒子センサ、他) 5. 付着塵の見える化 〜素材や室内に付着した異物の見える化と対策 5-1. 可視化手法 5-2. 定量化手法 5-3. 付着塵の対策 5-4. 可視化手法の実演(LEDライト・ブラックライト・ダストサンプラー、他) 6. 流体中の異物の見える化 〜液体や圧縮空気の混入異物の見える化と対策 6-1. 流体中の異物とは 6-2. 異物の可視化手法 6-3. 水分と油分の可視化手法 6-4. 流体中の異物対策 6-5. 可視化手法の実演(塗料濾過確認手法、他) 7. おわりに 7-1. 割れ窓理論 7-2. 三現主義 7-3. 全員参加 7-4. 5S 8. 質疑応答
講師紹介
*平田 政司先生 1957年(昭和32年)生まれ 59歳 1981年(昭和56年)青山学院大学理工学部化学科卒業 1981年(昭和56年)大洋製鋼(株)「現;日鉄鋼板」入社 プレコート鋼板の製造技術、塗装設計、品質保証業務 1988年(昭和63年)大金工業(株)入社 プレス製品の資材、工程管理、品質保証、営業 1990年(平成2年) 日立金属(株)入社 アルミホイール塗装技術担当、 製造技術、研究開発、塗装設計 2005年(平成17年)平田技術士事務所 開業 現在開業12年目 技術士 ( 総合技術監理部門、金属部門 ) 文部科学省登録番号 第27860号 ものつくり大学 技能工芸学部 製造技能工芸学科 非常勤講師 *湯澤 智先生 1965年生まれ 1989年 茨城大学 工学部 機械工学科卒業 1989年 株式会社 河合楽器製作所 入社 2004年 株式会社 キュービック(現 株式会社タイカ)入社 2015年 CEL開業 現在国内・海外工場で技術指導及びセミナー講師として活動中