課題解決、品質向上、技術向上のセミナーならTH企画セミナーセンター

原薬不純物を適切に評価・管理するための

原薬不純物の開発段階からの評価・管理と申請/CTD記載法
―ICH Q3A(原薬不純物)、ICH Q3C(残留溶媒)、ICH Q3D(元素不純物)、
及び変異原性不純物(ICH M7)各ガイドラインに即した解説とそれらの関連について―

医薬

原薬不純物,残留溶媒,元素不純物,変異原性不純物の4つのICH不純物ガイドラインの評価・管理の方法,
 M7でのCTD記載方法等についてガイドラインに即して解りやすく解説する特別セミナー!!

講師

エイドファーマ代表
医薬品・食品品質保証支援センター(NPO-QA)顧問 薬学博士 高平 正行 先生
 GMP platform提携コンサルタント(元 塩野義製薬品質保証部)

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

Googlemapでの表示はこちら

受講料
1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト

受講概要

予備知識

 ・医薬品GMP,GMP関連国内省令・ガイドラインとしての、JGMP,cGMP, PIC/S GMP, EU GMP,GMP省令
 ・医薬品GMPとしての製造管理及び品質管理

習得知識

 1)医薬品原薬中の不純物及び不純物管理を知る
 2)不純物の分析法及び分析法バリデーションを学ぶ
 3)規格に設定すべき不純物と、不純物の構造決定と安全性について知る
 4)残留溶媒の一日許容摂取量(PDE)を学ぶ
 5)変異原性不純物(ICH M7)や元素不純物(ICH Q3D)の概要やCTD記載方法を知る

講師の言葉

 原薬の不純物については、原薬中の不純物(有機不純物、無機不純物、残留溶媒)を科学的及び安全性の面から管理することが基本となる。
 ICH Q3A及びICH Q3C、更には今後は原薬中の不純物について類縁物質や残留溶媒だけでなく、元素不純物(ICH Q3D)や
変異原性不純物(ICH M7)のような毒性の強い不純物も評価の対象となる。これら4つのICH不純物ガイドラインの評価・管理の方法や、
M7でのCTD記載方法などについてもガイドラインに即して解りやすく解説する。

プログラム

1.原薬の不純物に関するガイドライン
 1.1 原薬の不純物ガイドラインについて
 1.2 不純物の分類
 1.3 不純物の根拠となるデータの記載
  1) 有機不純物
  2) 無機不純物
  3) 残留溶媒
 1.4 分析法
 1.5 ロット中の不純物の報告
 1.6 規格に設定すべき不純物
 1.7 不純物の安全性の確認
  1) 閾値
  2) 構造決定ならびに安全性確認と報告
  3) 不純物の構造決定ならびに安全性確認のためのフローチャート
 1.8 原薬の不純物プロファイルの同等性評価とは(開発段階~商業生産段階)
 1.9 BACPAC Ⅰに示された不純物管理について
 1.10 変更管理時の原薬の不純物プロファイル評価項目とは
2.医薬品の残留溶媒ガイドラインについて
 2.1 残留溶媒ガイドラインについて
 2.2 ガイドラインの適用範囲
 2.3 一般原則
  1) クラス1の溶媒
  2) クラス2の溶媒
  3) クラス3の溶媒
 2.4 残留溶媒の限度値
 2.5 ICH Q3CR、Q3C(R6)について
 2.6 第十七改正日本薬局方(日局17)、原薬中のクラス別の残留溶媒管理について
3.日局17の残留溶媒の管理について(平成27年11月厚労省通知)
 3.1 残留溶媒の管理について
 3.2 一般的な留意事項
 3.3 残留溶媒の管理に関する基本的な考え方
  1)クラス1溶媒、クラス2溶媒、クラス3溶媒夫々の管理
  2)濃度限度
 3.4 残留溶媒Q&Aについて
4.医薬品の元素不純物ガイドラインについて(ICH Q3D)
 4.1 ICH Q3D(金属不純物)の規制の動向
 4.2 元素不純物の安全性評価、元素の分類
 4.3 元素不純物のリスク評価と管理、元素不純物の管理
 4.4 PDE 値から濃度限度値の換算、分析方法
 4.5 ライフサイクルマネジメント
 4.6 最近の金属不純物の分析技術について
5.潜在的発がんリスクを低減するための医薬品中DNA 反応性(変異原性)不純物の評価及び管理ガイドラインについて(ICH M7)
 5.1 ガイドラインの適用範囲、一般原則、ICH Q3Aとの関係(既存ガイドラインとの関連性)
 5.2 市販製品に対する検討事項
 5.3 原薬及び製剤中の不純物に関する評価
 5.4 ハザード評価の要件とは
 5.5 リスクの特性解析
 5.6 管理
 5.7 ドキュメンテーション(臨床開発段階~承認申請)
 5.8 規制当局への申請方法とCTD記載時の留意点
6.ガイドライン相互の関連とまとめ

講師紹介

<略歴>
1979年4月 塩野義製薬株式会社入社
1994年5月 同 製薬研究所
2004年4月~2011年11月  同 信頼性保証本部GMP統括管理
2011年12月 塩野義製薬退社後、株式会社 エースジャパンに入社
2016年6月 エイドファーマ代表

<主な研究・業務>
有機化学、製造・品質管理、GMP・GQP・QMS、薬事法関連業務
品質保証ガイドライン、グローバル化品質方針
国内外GMP規制当局のGMP査察対応、国内外企業のGMP監査(100以上の製造施設)

<業界での関連活動>
特定非営利活動法人医薬品・食品品質保証支援センター(NPO-QA)顧問
日本製薬工業会ICHプロジェクト委員会研修
財団法人日本公定書協会研修等