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若手設計者が成長するための

実務で生きる実用機械設計製図のコツ(演習つき)
~プロの設計手法、心構え,あいまいさのない図面~


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機械

プロの設計手法,機械設計者の「ワザ」特に幾何公差の基礎,機械設計の心構えなど
若手設計者がプロの設計者として知っておくべき内容を演習を交えて解説する特別セミナー!!

講師

元小山工業高等専門学校 准教授 博士(工学)北條 恵司 先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト

受講概要

受講対象

 若手設計者

予備知識

 大学工学部または高校で,機械製図法を履修していること.製図法の説明はなく,およその内容は聞いたことがあることを
 前提に構成しています。ただし受講生の様子を見ながら内容は調整いたします。

習得知識

 (1)なぜ寸法公差・幾何公差が大切で今後勉強をしなければならないかが理解でき,今後の図面作成の方針が理解できる。
 「最大実態公差方式」の基礎を理解できる。
 (2) 公差域(値)の決定の仕方が公差解析により理論的に理解できる。
 (3) 機械加工,検査方法と図面の関連を理解できます。
 (4) 設計先人の知恵を知り,会社内でそのシステムを導入することができます。

講師の言葉

 学校で機械設計製図を勉強しただけでは,実務で機械図面は描けません。製図ルールを守っていても商品を
製造できる図面にならないことをご経験された方は多いと思います。「この寸法公差が使われている根拠は
なんだろうか?」「この図面で製品ができあがってくるだろうか?できても品質や機能を満足できるのだろうか?」
「いまさら聞けない」と感じることはないでしょうか。 機械設計者は自信を持って「自分の考えがはっきりと
表れたオリジナルな機械図面」が描けるようにならなければなりません。そのためには、実務で成功と失敗を
繰り返しながら設計者としての経験と知識を重ね培うことが重要となります。
 本講座では、実務設計を始められて,「これはどうしようか?あれはどうしようか?」と疑問を感じ始めた
若手設計者を対象に、プロの設計者として成長するために知っておくべき内容を説明します。どの教科書でも
絶対に学べない内容だけを集めてあります。
 特に、近年重要性が高まっている幾何公差の考え方なども分かりやすく解説します。そして今後どのような姿勢で
業務に取組み学んでいけばいいのかを理解いただけます。適宜、演習を取り入れ、また、講師の経験談を交えながら
丁寧に解説しますのでわかりやすく、若手設計者の方には有意義な講義内容だと確信します。

プログラム

Ⅰ. プロの設計手法: JISにも教科書にも書かれていないが絶対に必要なこと
 € 1.軸穴のハメアイでスキマ0.001mmを実現したいグレードわけとマッチング
 2.製品組み立て時に発生する累積寸法公差の扱い方,公差解析(演習)
 3.設計の始まり:計画図(構想図)の描き方(演習)
 4.組立て図中の寸法はリミット表で管理しよう
 5.寸法記入が満足にできれば“設計者”(演習)
 6.機械加工を知ること.~加工基準と設計基準~
Ⅱ.機械設計者の「ワザ」日本の図面は世界で通用しない!それはなぜか?
 1.機械製図の難関 「幾何公差」なぜ必要なのか.(演習)
 2.ここまでは知っておきたい最大実体公差,M (マルM)(演習)
 3.寸法公差,幾何公差の妥当性について
 € 4.設計上は不要でも加工上は必要なこと
 5.機械設計者の必需品「シール(密封)」「潤滑」「耐熱・耐振動」
Ⅲ. 機械設計の心構え・先人の知恵はどんなに知っても荷物にならない
 1.機械設計者の鉄則!「困った時はモノに聞け」
 2.製品は美しくなければならない
 3.機械設計の第一歩はまねることである
 4.機械設計力を支えるもの
 5.「他人(ひと)の図面はウソの図面」
Ⅳ.質疑応答 機械設計または機械図面でお困りのことがあればご質問ください.

講師紹介

 1986年 群馬大学 工学部 機械工学科卒業
 1986年 いすゞ自動車入社,セラミックエンジンの研究開発等に従事
 1993年 神奈川県庁入庁,機械系職業訓練指導員として勤務
 2007年 小山工業高等専門学校 機械工学科 准教授(2016年まで)
(著作)
 「教科書では教えない機械設計製図」コロナ社 (2011,7)
 「機械設計 体系的アプローチ」森北出版(2015,3)
(所属学会・協会および役職・活動状況)
 (1)ISO/TC10「ものづくり基盤技術に関する国際標準化(機械製図)」副委員長(H22~28)
 (2)TC213(GPS幾何公差規格)国内委員会幹事(H23~28)
 (3) JIS 3次元CADの幾何公差規格作成委員会副委員長(H25~28)
 (4)日本ばね学会:評議員(H20),研究担当理事(H21~28)
 (5)日本機械学会(H21~)
 (6)日本工学教育協会(H23~28)
 (7)日本材料学会 破壊力学部門委員(H23~)