不確実性を見積るスキル,工数を見積る準備,見積り精度を高める重点ポイント,
マネジメント工数の見積り方について演習を交えて解説する特別セミナー!!
- 講師
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BizThink(ビジネス思考力研究所) 主宰 梶岡 浩一 先生
日本総合研究所,アイ・ティ・イノベーション等を経て現職
- 日時
- 会場
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- 受講料
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1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
・プロジェクト企画・提案段階の「初期見積り」、およびそれに準ずる経験
・プロジェクトマネージャやリーダー、およびそれに準ずる経験
習得知識
・論理的な考え方に沿って、初期見積りが行える。
・見積りに入り込む、「あいまいさ」に気づき排除できる。
・見積り根拠を、論理的に考えられるようになる
講師の言葉
ITプロジェクトの企画や提案段階の「初期見積り」は、とかく「エイヤー」になってしまいがちです。 顧客などから提供される情報は乏しく、開発するシステムの要件も固まっていない。あいまいな状況の中で、 それでも高い精度を要求されるのが「初期見積り」ですね。「どうせ高い精度では見積もれない」と あきらめてしまう人も多いでしょう・・・ この困難な命題への答えを提供するのが、この研修コースです。 これまで千数百人にのぼる研修受講者の、演習での「見積るときの思考プロセス」をもとに、「つい矛盾が 入り込んでしまう」「あいまいな考え方をしてしまう」・・・「論理的でない見積り」につながる典型的な 見積り事例を題材に、「考え方のどこがどうマズイのか」を演習で追求します。「見積りのあるべき手順」に ついてディスカッションし、のぞましい「見積りガイドライン」を作り上げることで、あなたの頭の中に 「揺るがぬ見積りプロセス」が確立されます。 これまで見積りのやり方に自信が持てなかった方、明確な考え方で見積れるようになりたい方にお奨めです。
プログラム
第1章 プロジェクトを見積るとは? ⇒「不確実性」も含めて見積る ○ 何故見積りギャップが生じるのか? ・ 曖昧さ・矛盾をはらむ思考 ・ 見落とし・過小評価 ・ プロジェクトコントロールの失敗 ・ ビジネス判断の影響 ○ 見積りに必要な「不確実性を見積る」スキル ・ 隠れた情報を洗い出すスキル ・ 不明な部分を推測するスキル ・ 論理的な整合性を組立てるスキル 第2章 見積りの準備 ⇒ RFPを分析し、不足情報を補う ○ のぞましいプロジェクト見積りの全体プロセス ○ 工数を見積る準備 ・ RFPの記載内容の整理法、不足・不明点の補完 ・ 機能要件/非機能要件の確認・補完 ・ システム規模見積り ・ リスク対策と対策工数の計上 ・ 見積り前提条件の整理 第3章〔演習〕 見積り精度を高める重点ポイント1 〔演習→発表→講評・解説〕 ○ 「失敗見積り」の典型例を題材に、「見積り精度を高めるためのガイドライン」を作成する。 【演習テーマ】 ・ 「適切な職能定義」の想定 → 「どんな人に作業させるか」で見積りは変わる。 ・ 「生産性データ」の用い方 → タスクに応じて、データ適用の仕方を変える。 第4章〔演習〕 見積り精度を高める重点ポイント2 〔演習→発表→講評・解説〕 ○ 「失敗見積り」の典型例を題材に、「見積り精度を高めるためのガイドライン」を作成する。 【演習テーマ】 ・「マネジメント工数」の見積り方 ~作業工数とは異なる、その独自の見積り方。 ・ 「予備工数(余裕のバッファ)」の見積り方 → つい「エイヤー」で積んでしまいがち。 → 論理的な見積り方法は存在するか? 学習のまとめ 見積りガイドラインの推奨例 ・推奨する「見積りの考え方・ガイドライン」について解説する。
講師紹介
(略歴) ・日本総合研究所にて、主にIBM系大規模プロジェクトに、 ITエンジニア・プロジェクトマネージャとして携わる。 ・アーンストアンドヤング・コンサルティング社にて、ITシステム 開発方法論に関する教育開発やコンサルティングに携わる。 ・90年代中ごろにマルチメディア業界に転進。eラーニングなどの プロデューサとして、マルチメディア・タイトルの演出に携わる。 ・2000年代初頭より、アイ・ティ・イノベーション社にて教育ビジネスを 立上げ、12年間教育業務を運営。数多くの教育コースを 開発・講師を務める。 ・「受講者の実務を題材にした問題克服セッション」など、 知識提供だけにとどまらない、実務上の問題克服をテーマにした 教育スタイルが特徴。 (所属団体・資格) ・米国PMI会員 PMP ・日本PMO協会認定PJM-A