FT-IRとは,FT-IRの測定方法・コツ,FT-IRスペクトルから得られる情報,FT-IRスペクトルの解析方法,実際の使い方について,事例を交えわかりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
あなりす・代表 岡田 きよみ 先生
工学博士,国家資格キャリアコンサルタント
- 日時
- 2025/5/16(金) 10:00〜16:00
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
- テキスト
- 製本資料(受講料に含む)
受講概要
- 受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
- 受講対象
実際に製品トラブル、クレームの分析に携わる業種の方
品質管理・製造技術・研究開発の技術担当の方
FT-IRを使用している方
FT-IRを検討している方
- 予備知識
特に必要ありません
- 習得知識
1)FT-IRとはどんな装置なのか
2)FT-IRの測定方法とコツ
3)FT-IRスペクトルからどのような情報が得られるのか
4)FT-IRスペクトルの解析方法
5)実際にFT-IRをどのように使っていくのか など
- 講師の言葉
FT-IRとはどんな装置なのか、測定方法とコツはどんなものか、得られたスペクトルからどのような情報が得られるのか、スペクトルの解析方法はどうか、FT-IRを使った実施例にどのようなものがあるのかについて説明をしていきます。
FT-IRを用いて、一連の業務ができるようにと考慮してお話を勧めていくつもりではありますが、日常の業務やこれからの使用を考慮されれば、いくつかの疑問点が出てくるのではないかと思います。どんなことでも結構です。疑問に思われたことは遠慮なく質問をして下さい。それに答えさせて頂くことで、より皆様の理解が深まります。講座の内容にはでていない、事前に用意されている質問もOKです。講師からの講義と皆様との会話で、皆様と有意義な時間を共有できれば幸いです。
- 受講者の声
測定方法の違いや注意点、スペクトル解析法を分かりやすく説明していただき、非常に勉強になりました。
業務上経験のなかった解析方法や解析事例等についてのお話をいただき為になりました。社内の別部門で品質管理でFTIRの分析と解析を行っているので本日の講義内容を伝達したいと思います。
今回のセミナー内容を参考に、透過法による定量分析や、これまで透過法でしか測定していなかった試料のATR法での測定を試してみたいと思います。
例を交えた内容が分かりやすく、FT-IRについて理解を深めることができた。
本日学んだ内容を活かし、目的に対しての結果を意識して業務に取り組んでいきたい。
プログラム
1.分析目的と解析
2.FT-IRで得られる情報
2.1 FT-IRとはどんな分析機器か
2.2 FT-IRの縦軸と横軸
2.3 どんな情報が得られるのか
2.4 スペクトルが得られるまで
2.5 測定パラメータ
3.FT-IRの長所と短所
4.FT-IRの測定方法とそれぞれの特徴
4.1 透過法の測定と特徴
4.2 反射法の測定と特徴
4.3 ATR法の測定と特徴
5.前処理
5.1 前処理の目的
5.2 前処理の方法
6.スペクトルの解析
6.1 解析の流れ
6.2 便利なスペクトル処理
6.2.1 差スペクトル
6.2.2 ベースライン補正
6.2.3 ピーク比率の計算
6.3 データベースを使用した解析
6.3.1 データベースの使い方
6.3.2 データベースの作成
6.4 構造からの解析
6.5 原因分析の解析
6.6 細かなピークの違い
7.スペクトルの特徴
7.1 酸素と二酸化酸素由来のノイズ
7.2 高分子か無機物かの判断
7.3 高分子(5大ポリマー+α)のスペクトルと解説
7.4 無機物のスペクトルと解説
8.事例(各項目、数例あり。)
8.1 混合材料(製品)解析事例とポイント
8.2 異物解析事例とポイント
8.3 劣化解析事例とポイント
8.4 FT-IRだけでは出来ない事例と補完する分析機器
9.質疑・応答
略歴
1984-2005 王子ホールディングス株式会社
2006-2016 株式会社パーキンエルマージャパン
2016-2019 京都大学 工学研究科
2018- あなりす(分析コンサルタント、受託分析会社)
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