晶析操作の基礎から結晶化現象の解析方法・結晶品質の制御戦略
~結晶多形制御や結晶形態改善を含めて~
【WEB受講(Zoomセミナー)】ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)
受講概要
- 受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
- 受講対象
一般化学の知識がある方でしたら受講可能です。
講義中に,大学レベルの物理化学や化学工学の知識を必要とする箇所も有りますが、習得していない方にも出来るだけ分かりやすく説明しますので、高度な予備知識は要しません。
- 予備知識
この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ございません。
- 習得知識
1)結晶(種類・構造・機能性)に関する基礎知識
2)核化,結晶成長現象の基礎知識
3)結晶形態・結晶多形現象の基礎知識
4)実用的な核化,結晶成長理論 など
- 講師の言葉
晶析操作は分離精製と結晶粒子製造の二つの用途に使われており、医薬品や食品をはじめとして、様々な化学製品・工業で利用されている。目的製品が結晶性の粒子である場合には、粒径分布,平均粒径,結晶形状(形態),結晶多形,結晶の色や手触りなどの品質を注視し晶析操作が行われている。工業的応用を目指した結晶粒径分布および結晶純度の制御は、とても重要なことである。
製品としては、〇〇mmの大きさの揃った結晶粒子を、同一構造で、□□Kg製造(純度は、98%以上で、短時間で、小さなスペースで)が、要望される。医薬品の多くが固体粒子、しかもそのほとんどは結晶であるといわれる。したがって、医薬品製造において、晶析の果たす役割は重要であるが、晶析はいにしえの分野だと見なされているようだ。
しかし、これは見方を変えれば晶析を先進の技術に変えることにより、大きな進歩が期待できることを示していることになり現在も研究が進展している。
プログラム
1.晶析について
1-1 晶析の目的
1-2 固体材料創製,医薬品製造と晶析
1-3 結晶構造と物性
2.晶析現象
2-1 固液平衡と結晶化推進力
2-2 核発生,結晶成長
2-3 粒径分布,個数密度,結晶純度
3.晶析操作と晶析装置
3-1 晶析操作
3-2 晶析装置
3-3 晶析装置内の撹拌・混合
3-4 結晶多形現象
3-5 結晶形態,結晶粒径分布変化
3-6 撹拌作用と結晶品質との関係
3-7 撹拌操作とスケールアップ
4.最新トピックス
最新トピックス
5.まとめ
まとめ
質疑・応答
講師紹介
平成13年4月 岩手大学工学部応用化学科 助手
平成18年4月 岩手大学工学部応用化学科 助教授
平成19年4月 岩手大学工学部応用化学科 准教授
平成21年4月 岩手大学工学部応用化学・生命工学科 准教授
平成22年5月 The University of Nottinghamで研究
平成28年4月 岩手大学理工学部化学・生命理工学科 准教授
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