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海水腐食トラブル未然防止のための

海水腐食の基礎・原因とその対策技術~豊富な具体的事例を交えて~

【会場/WEB選択可】WEB受講の場合のみ:ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)

オープンセミナー 会場受講WEB受講

エレクトロニクス化学機械

金属腐食のメカニズム,その仕組み,海水性状と海水腐食の特徴, 海水中ではどんな腐食が起きるのか,具体的な防止策について,事例を交えながら実践的に解説する特別セミナー!!

講師

MIYASAKA Lab.(腐食防食コンサルティング)  代表 宮坂 松甫 先生

博士(工学)

腐食防食専門士((公社)腐食防食学会認定)

 

講師紹介

日時
2025/1/16(木) 10:00〜16:30
会場
受講料

(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円

※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。

テキスト
製本資料(受講料に含む)

受講概要

受講形式

会場・WEB

受講対象

業種:電力・ガス・石油等エネルギー関係、機械、化学、建築、土木、鉄鋼・金属、港湾・航空、公共インフラ、その他、腐食に関係するあらゆる業種、国立公設試験研究機関

所属部署:保守・保全、品質保証、生産・製造技術、研究開発、営業、その他

レベル:金属腐食・海水腐食に興味をお持ちの方はどなたでも、腐食に予備知識の無くても大丈夫です。

予備知識

高校の「化学」程度があれば理解が進みます。

習得知識

1)金属は何故腐食するのか? 
2)その仕組みは何か? 
3)海水性状と海水腐食の特徴は? 
4)
海水中ではどんな腐食が起きるのか? 
5)どうすれば防ぐことができるのか? 
     などを統一的に理解することができます。

講師の言葉

 腐食は、装置・機器の寿命を縮めるだけでなく、予期せぬ不具合・破損とそれに伴う運転停止、爆発、有害物の飛散などにより甚大な経済的損失及び人的被害をもたらすことがあります。腐食を防ぐことは、産業・社会の安全・安心を確保する上で大変重要です。
  腐食は、基本的に,水溶液中における腐食(水溶液腐食)と水溶液を含まないドライな環境における腐食(高温腐食など)に大別されますが、この講義では水溶液腐食について述べます。水溶液環境も多岐に及びますが、本講義では海水腐食を主テーマとして、基礎・原因とその対策技術を豊富な事例を交えて解説します。海水は塩類を多量に含むことから腐食性が高く、防食対策が重要であると同時に、海水腐食は中性水溶液中における金属材料の腐食に共通の普遍的な内容を含んでおり、本講義は腐食を基礎から学びたい人にとって有益なものになると確信します。
  講演では、まず水溶液腐食の基礎を経験の少ない方でも理解できるよう易しく解説します。次に学んだ基礎を武器にして海水腐食への対応法を解説します。

プログラム

1. 水溶液腐食の基礎
 1.1 金属の腐食反応
 1.2 皮膜の保護性と耐食性
 1.3 腐食形態
 1.4 分極曲線と腐食速度
 1.5 環境因子の影響

 

 

2. 海水腐食の基礎
 2.1 海水の利用
 2.2 海水性状と海水腐食の特徴

 

 

3. 海水腐食の事例と対策技術
 3.1 流れの影響とエロージョン・コロージョン
 3.2 異種金属接触腐食とカソード防食
 3.3 腐食防食解析技術
 3.4 孔食とすきま腐食
 3.5 応力腐食割れ
 3.6 鋭敏化と粒界腐食
 3.7 微生物の影響

 

 

4. まとめ

 

 

質疑・応答

略歴

1972年 東北大学工学部金属工学科を卒業
同年、㈱荏原製作所入社。
以後、㈱荏原製作所および㈱荏原総合研究所にて、研究開発(主に腐食防食)、研究開発マネージメントおよび海外営業を担当
2017年 ㈱荏原製作所退職。以後、現職
2005~2009年度 北海道大学客員教授
2009~2015年度 早稲田大学各務記念材料研究所招聘研究員

腐食防食協会(現 腐食防食学会)では、副会長、理事、監事、評議員、研究事業委員長、関東支部長などを経験。論文賞、技術賞、協会賞、業績賞を受賞。2013年名誉会員。

著書
1) 青木 繁,天谷賢治, 宮坂松甫:境界要素法による腐食防食問題の解析, 裳華房 (1998).
2) 宮坂松甫:異種金属接触腐食の機構, 事例と対策技術, ㈱R&D支援センター (2020).