粘着剤を中心とする高分子の粘着・剥離メカニズム,粘着・剥離に関連する界面科学,レオロジー,破壊力学の基礎,粘着・剥離現象のモデリングについて,可視化実験や物理モデリングなどを含めた解析事例の交え,詳しく解説する特別セミナー!!
- 講師
東京大学大学院農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 准教授 山口 哲生 先生
博士(工学)
- 日時
- 2024/11/14(木) 13:00〜16:30
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:38,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:33,000円
- テキスト
- PDF資料(受講料に含む)
受講概要
- 受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
- 受講対象
ゲル状・粘弾性をもった製品に携わる技術者
・高分子
・インク、塗料
・医薬品、食品、化粧品 など
レオロジー、粘弾性に関連する技術者
・表面処理
・界面・表面分析
・分散系 など
本テーマに関心がある方
- 予備知識
特に必要ありません。
- 習得知識
1)粘着剤を中心とする高分子の粘着・剥離メカニズム
2)粘着・剥離に関連する界面科学、レオロジー、破壊力学の基礎
3)粘着・剥離現象のモデリング
- 講師の言葉
粘着・剥離現象を、界面科学、高分子レオロジー、破壊力学の視点から捉え、粘着剤の粘着・剥離特性が他の物性とどのような関係を持っているかについて解説する。
また、可視化実験や物理モデリングなどを含めた解析事例の紹介を行いながら、目の前で起こっている現象をどのように理解し、どのように制御すればよいかを考える。
プログラム
1. 粘着・剥離の基礎
1.粘着・剥離とは?
2.粘着の界面科学
・粘着力の起源
・表面張力,界面張力
・接着仕事
・接着仕事に関する理論
3.高分子レオロジーの基礎
・線形粘弾性
・非線形弾性,大変形挙動
4.接触・剥離過程における変形と
レオロジー
・接触過程のレオロジー
・剥離過程のレオロジー
・良い粘着剤とは?
5.様々な剥離試験の物理的特性の違い
6.引離しによる試験:
プローブタックテスト
2. 剥離過程の可視化実験
1.可視化実験の意義
2.可視化実験の具体例
・プローブタックテストにおける
底面からの観察
・粘着剤内部変形の立体構造の
可視化
・可視化実験のまとめ
・今後の課題
3. 剥離過程のモデリング
1.剥離に関する理論・シミュレーション
・エネルギーバランス
・梁の理論と応力分布
・線形粘弾性モデル
・分子動力学法と有限要素法
2.粘着剤の剥離過程のモデリング
・キャビテーションと糸曳きの
モデリング
・計算結果の具体例
・モデリングのまとめ
・今後の課題
質疑・応答
略歴
1994 京都大学工学部石油化学科卒業
1996 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻修士課程修了
2007 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻博士課程修了 博士(工学)
2007 ESPCI Paris 博士研究員
2007-2011 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻 助教
2011-2012 九州大学バイオメカニクス研究センター 特任准教授
2012-2020 九州大学大学院工学研究院機械工学部門 准教授
2020- 東京大学大学院農学生命科学研究科生物材料科学専攻 准教授
所属学会
日本接着学会(理事,関東支部理事),日本物理学会,日本機械学会,日本トライボロジー学会,日本木材学会,日本地震学会,根の研究学会,地球惑星科学連合
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