液体の粘度とは,測定のノウハウ,単純な流体・複雑な流体の挙動の違い,レオメータの使いこなし方,,最新のレオロジー測定手法の情報について,事例を交え分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
長岡技術科学大学 技学研究院 機械系 教授 高橋 勉 先生
- 日時
- 2024/1/29(月) 10:00〜16:00
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
- PDF資料(受講料に含む)
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 受講対象 ドロドロ・ベタベタ系の液体を取り扱うすべての業種の皆様 塗料、インク、化粧品、食品、ペースト、スラリー、などを扱う方 レベルなど: レオロジーや流体力学の専門知識がない方でも理解できます。 実際にレオロジー計測の経験がある方や企業でソフトマター・複雑流体の取扱で苦労されている方はより理解が早いと思います。 予備知識 予備知識は必要ありません。 数式や理論などの難しい話は極力避けます。 習得知識 1)液体の粘度とはなにか.どのように測定するか 2)単純な流体と複雑な流体の挙動の違い 3)レオメータの使いこなし 4)最新のレオロジー測定手法の情報 など 講師の言葉 普段の生活から生産現場に至るまでクリーム、ゲル、ペーストなど様々な機能を持った流体が塗布、噴霧・インクジェット、印刷など多様なプロセスにより利用されてます。レオロジー測定の中心機器であるレオメータは高精度化と自動化が進み、典型的試験の結果は容易に得られます。 しかし、その結果を見ても実際の問題が解決しない、製品の良・不良と物性がマッチしない、というお話をよく聞きます。レオメータはしばしば嘘をつきますので、適切な計測手法や解析の選択が問題解決に至る鍵となります。本講義では豊富な経験に基づくレオロジー測定のノウハウと最新のレオロジー計測技術情報について解説いたします。
プログラム
1.レオロジー計測の基礎
1-1 粘性,弾性,塑性
1-2 レオメータの種類
1-3 回転型レオメータの測定原理
1-4 レオメトリックな流れ場
2.典型的なレオロジー測定の実例
2-1 定常粘弾性試験
2-2 過渡的粘弾性試験
2-3 動的粘弾性試験
3.レオメータが嘘をつくとき
3−1 流れによる構造変化,構造形成と破壊
3−2 シアバンドの形成
3−3 壁面滑り
3−4 レオメータの勝手な判断
4.レオメータによる測定のレシピ例
4-1 クリーム・ゲルの計測
4-2 濃厚懸濁液の計測
4-3 ミセルの計測
5.最新計測技術・手法の紹介
5-1 非線形性が分かる大振幅動的粘弾性解析(LAOS)
5-2 分子レベルの構造が見えるレオ・オプティック計測
5-3 ミクロ・マクロの構造が見える高速偏光イメージング解析
5-4 ツインドライブ・レオメータで初めて分かった従来結果の嘘
5-5 超最新機器,バイオナノインデンテーションによるレオロジー評価
6.まとめ
質疑・応答
講師紹介
略歴
1984.3 東京理科大学理工学部機械工学科 卒業
1986.3 東京理科大学大学院理工学研究科修士課程機械工学専攻 修了
1089.3 東京理科大学大学院理工学研究科博士課程機械工学専攻 修了,工学博士
1989.4 東京理科大学理工学部 助手
1990.4 長岡技術科学大学機械系 助手
(1993.3〜1994.9 スタンフォード大学研究員,非常勤研究員)
1996.1 同 助教授
(2002.2 シドニー大学研究員,2002.3 カリフォルニア工科大学研究員)
2007.1 同 准教授
2011.4 同 教授 現在に至る
所属学会
日本機械学会
日本レオロジー学会(理事)
化学工学会
可視化情報学会
日本風力エネルギー学会
Society of Rheology
受賞歴
日本機械学会賞(論文):2020年
日本レオロジー学会賞:2022年
新潟日報文化賞(学術部門):2022年
日本機械学会流体工学部門賞:2023年 など
関連セミナー
12/19(火)
終了済みオープンセミナー
GMP管理ではない(non-GMP)原材料供給業者の製造・品質管理の要求事項/監査(書面・実地)のポイントと監査時のチェックリスト・着眼点【WEB受講(Zoomセミナー)】
01/11(木)
終了済みオープンセミナー
粉体の付着・凝集・流動の基礎からトラブルの原因とその対策・評価技術 ~粉体の実際の操作例を交えて~【WEB受講(Zoomセミナー)】
01/15(月)
終了済みオープンセミナー
「見落としやすい滅菌バリデーションの留意点」~バイオバーデン測定、回収率・D値測定、素材への経時変化の検証から、滅菌・バリデーション関連の製品回収事例傾向、パラメトリックリリース推奨ポイント~【WEB受講(Zoomセミナー)】※Live配信のみ(録画視聴はありません)
04/19(金)
終了済みオープンセミナー
細胞培養バイオリアクターの設計とスケールアップの基礎と最新技術~実務に役立つ設計計算から最新技術の解説まで~ 【WEB受講(Zoomセミナー)】
03/15(金)
終了済みオープンセミナー
無菌製剤の凍結乾燥の基礎、設備、スケールアップ、トラブル事例 ~最新技術動向を含めて~【会場・WEB選択可】
02/08(木)
終了済みオープンセミナー