機械要素・材料・処理などの基礎,実践的な知識・その使い方,メカ設計の基本的・実践的なアプローチ方法,機構や構造を決めてゆくための設計テクニックについて,豊富な経験に基づき,事例を交え実践的に解説する特別セミナー!!
- 講師
ソダック機械設計事務所 代表 安藤 正儀 先生 元 シチズン
- 日時
- 2024/1/31(水) 10:00〜17:00
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
- PDF資料(受講料に含む)
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 テキスト PDF資料(受講料に含む) 受講対象 設計を初めて数年程度の日が浅いメカ設計者 設計への糸口を知りたい、設計知識をもっと深めたい、設計に自信をつけたいメカ設計者 生産技術者などで、要素技術の基本や設計への造詣を深めたい方 など 予備知識 ベアリング、ネジなどの、機械への基本的な要素知識がある人 基本的なメカ構造がある程度理解できる人 習得知識 1)機械要素、材料、処理などの基礎知識及び実践的な知識や使い方 2)メカ設計の基本的、実践的なアプローチ方法 3)機構や構造を決めてゆくための設計テクニック など 講師の言葉 メカ設計は、企業の中でも、トラブルの起きやすい作業の筆頭に挙げられます。 初心者から熟練者まで揃っているから大丈夫というわけではありません。個人個人の業務が複雑化している現代では、あわただしい日常の中、開発過程から立ち上げ過程まで、大小様々な問題点に遭遇し、また解決しながら日々の業務をこなしているのがせいいっぱいの実情ではないでしょうか。そのような状況のなか、設計者とはいえ、工学基礎を知っていても良い設計に結びつかない設計者がいたりあるいは、限定された設計知識や、慣例だけで乗り越えている設計者も少なくありません。これらの状況から予測されるのは、設計意思の薄い、あいまいな設計です。あいまいな設計のなかでは、いずれ大きなトラブルに結びついてしまったり、品質が安定しなかったりしても、不自然なことではないでしょう。とはいえメカ設計は、後継者にノウハウを伝えることが非常に難しい分野であり、設計テクニックを教えてもらう機会はなかなか得られません。だからといって一人で学ぼうとしても、ポイントを得た学習をするにはどうしたらよいのかもわかりにくいのではないでしょうか。さらに、良いメカ設計を行うには、基礎的な工学知識だけですべて成り立つわけでもありません。意思に基づいた設計を行うことで、トラブルに強い、生きた設計に結びつきます。本セミナーでは、よく使われている要素技術や基本知識をあげ、実務的な特徴を解説しながら、あいまいではない、意思を持った設計を行うためのテクニックを解説します。人に聞いたり本を読んだりするだけでは学習できない、要素技術の基本や実践的な設計テクニックを知りたい人や、設計テクニックに道筋をつけ、自信をつけたい人に最適な講座です。
プログラム
1.メカ設計の入り口
1)さまざまな機構と機械設計の関連
2)製品設計と装置設計、治具設計などの違い
3)メカ設計でできること
2.設計トラブルが起きる要因とは
1)トラブルの種類のいろいろ
2)作ったあとで出てくる問題と作る前に把握できない原因
3)トラブル回避には仕様の確認も必須、要求された仕様をきちんと捕らえているのか
3. 仕様検討、機構検討から起きるうまく行かない要因
1) 仕様検討から起きるうまくいかないこと
2) 仕様を読み解くテクニック
3) 仕様から設計へのアプローチは
4) 機構検討から起きるうまくいかないこと
5) 構想から設計に移行するときの見落としがちな事柄
4.設計するのに知っておきたい要素技術の基本
1)知っておきたい材料と加工の実践的な基本知識と関連性
2)知っておきたい表面処理、熱処理の実践的な基本と関連性
3)カタログでは教えてくれない機械要素の性質
5.誰も教えてくれない形を決めるテクニック
1)部品の形、サイズを決めるテクニック
2)ネジの配置、部材の配置を決めるテクニック
3)シャフトの固定構造などを決めるテクニック
4)ユニット構成、構造の決め方テクニック
5)構造物の形を決めるテクニック
6)同じ形なのに違うこと
6.アプローチの差による構造の違いとテクニック
1)アプローチの差とは
2)設計思想とアプローチで変わる構成の差
3)何を考えれば構造が決められるのか
7.設計者なら持っていたい大切な視点とポイント
1)変化してゆくメカへの考え方と設計アプローチの知識
2)CADによって変化してゆく設計者
3)良い設計を目指すための先読みテクニックと視点
4)設計手順のテクニック
質疑・応答
講師紹介
略歴
・長野高専 卒
・シチズン時計グループ会社(現在の社名シチズンファインデバイス株式会社)に入社
・入社時より省力化装置開発部門に配属後、メカ設計に従事。治具や装置などの設備における一連の開発作業(構想~見積り~設計~組立~設置~立ち上げ)を経験
・また、工場内の生産技術部門に所属の経験もあり、製造現場における設備の管理、ISO14001、ISO9001の運営や設計部門へのISO導入を経験。
・設計ツールの発展に伴い、ドラフターから2D-CAD、その後3D-CADと、メカ設計に使用し、2D-CAD、3D-CADに関しては、メーカー別数種類の使用を経験。
・2013年、会社を早期退職。
・2014年、ソダック機械設計事務所開業
装置関連の機械設計を中心にしながら、業界や内容を限定せず、製品やメカ動作に関わる開発設計も受注。
また、最適な設計を常に目標にしていることから、CADの導入支援、設計開発に関するコンサルタント、オブザーバー、講師なども請け負っている。
関連セミナー
01/10(水)
終了済みオープンセミナー
自社工場の生産ライン・設備の自動化及び自動化システム導入のポイント~計画から構築、量産開始プロセスまで~【WEB受講(Zoomセミナー)】
12/06(水)
終了済みオープンセミナー
「悪い設計変更と良い設計変更」設計変更の賢い進め方 【WEB受講(Zoomセミナー)】*Live配信のみ(録画視聴はありません)
12/19(火)
終了済みオープンセミナー
電子製品の品質保証の勘所~カーエレクトロニクスの実務経験から学ぶ実用知識~【WEB受講(Zoomセミナー)】
03/28(木)
終了済みオープンセミナー
材料特性にとことん拘ったプラスチック材料による機械設計のポイント ~基礎から実務ノウハウまで~【WEB受講(Zoomセミナー)】
12/21(木)
終了済みオープンセミナー
【ソフトウェア配付・PC演習付き】データから本質的な情報を取り出す製造業における予測・原因分析・縮約・分類のための 統計・多変量解析 実践入門~エンジニアのための統計・多変量解析 実務的基礎~【WEB受講(Zoomセミナー)】
01/24(水)
終了済みオープンセミナー