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塗膜欠陥を防ぎ品質を保持するための

塗料・塗膜基礎知識(塗装系)塗膜欠陥発生メカニズム評価分析技術【会場受講のみ】

オープンセミナー 会場受講

エレクトロニクスコンサルティング化学機械

塗料/塗装/塗膜の基礎,各塗装工程の役割,工程管理,塗膜欠陥の発生原因とその分析法について,豊富な経験に基づき,事例を交え分かりやすく解説する特別セミナー!!

講師
株式会社クボタ 研究開発本部 次世代技術研究ユニット担当部長 赤堀 雅彦 先生
元 日本ペイント・オートモーティブコーティングス 株式会社 開発部 課長
日時
2024/2/2(金) 10:00〜17:00
会場

TH企画セミナールームA

会場案内
受講料
(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
 
テキスト
製本資料(受講料に含む)

受講概要

受講形式
会場受講のみ


テキスト
製本資料(受講料に含む)


受講対象
特に制限はありません。
技術的な部分が主体ですが、初歩的なところから始めますので、営業系の方にもご参考になります。


予備知識
高度な化学的バックグラウンドがなくても、基礎から講義します。


習得知識
1)塗料/塗装/塗膜の基礎知識
2)各塗装工程の役割(塗装系)
3)工程管理
4)塗膜欠陥の発生原因とその分析法 など


講師の言葉
 塗料業界に新しく参入される方だけではなく、関連業界で活躍されている方々にも新たな気付きとして、塗料・塗装・塗膜に関する基礎的な内容を概説します。私たちの周辺には、塗料が使われていない工業製品を見つけることは難しく、これらの工業製品には、保護機能や特殊機能に加え、元来の役割である外観(見た目)に、高度な品質が要求されています。先ず、製品の外観品質と生産性の向上(直行率)のために、塗装工程の点から考えます。すなわち、塗料をうまく塗装し、塗膜(製品)化すること、それは優れた製品に仕上げることですが、塗料の特徴を知って、最適な塗装方法や塗装条件を行うことが必要です。
 不良品がないことが当たり前の現代社会において、特に塗装時や塗膜形成時(出荷後)の欠陥による外観不良は許されません。しかし実際の工業製品には、外観不良が生じ、保護性能や特殊性能が発現しないなどの不具合が生じている場合もあります。生産性を向上し品質を保持させるためにも、原因を特定し再発防止を図ることが重要です。なお種々の塗膜欠陥がありますが、特に形状不良である「はじき」や「へこみ」の発生メカニズムと予防法を考えます。

プログラム

1.塗料塗膜の基礎 
1.1 序章:塗料の歴史「なぜ、塗るのだろう?」  
1.2 塗料の3つの役割(外観、保護、機能)  
1.3 塗料、塗装の基礎用語  
1.4 塗料の構成成分、塗料の種類   
1.5 塗料成分(樹脂、顔料、溶剤、添加剤)とその役割  
1.6 塗装工程とその目的
1.7 塗装方法、塗装系の考え方

2.表面処理工程とその目的・必要性   
2.1 ショットブラスト工程   
2.2 脱脂工程   
2.3 表面調整工程   
2.4 化成処理工程(リン酸鉄、リン酸亜鉛、酸化ジルコニウム)   
2.5 表面処理の不具合事例

3.電着塗装工程(含:プライマー処理(下塗)   
3.1 電着塗料の基礎、プライマー塗料と使い分け   
3.2 電着水槽の管理   
3.3 電着塗装の特徴、付き回り性(プライマーとの比較)

4.溶液系塗料の塗工方法   
4.1 溶剤系塗料vs水性塗料 その特徴と欠点   
4.2 種々の塗装方法  
4.3 スプレーガンの特徴とスプレー塗装の適正粘度  
4.4 エッジカバー性の考え方 
4.5 メタリック塗装、パール塗装、クリヤ塗装の特徴

5.塗料塗膜の評価・分析法 、塗膜欠陥  
5.1 評価・分析の考え方(アプローチ)   
5.2 前処理の重要性    
5.3 分析機器選択のKey point   
5.4 分析/解析の3つの観点
(1)外観観察       ~塗料・塗膜の状況を把握する~    
(2)化学的分析      ~塗料・塗膜の化学構造を把握する~   
(3)物理(物性)的分析  ~塗料・塗膜の物性を把握する~    
5.5 色差と光沢の基礎
5.6 塗料/塗膜の品質試験(JIS規格)
5.7 塗料/塗装/塗膜の欠陥用語
5.8 塗膜の不具合要因 (発生メカニズム)              
1) 外観不良(異物)
2)化学劣化による欠陥 
3)物性劣化による形状不良 

6.解析評価や機器分析の事例紹介(はじき、異物、を中心として)

質疑・応答


講師紹介
略歴
・高分子化学専攻を修了後、樹脂メーカーでエマルション合成と接着剤の開発に従事しました。
その後、塗料メーカーに移り、耐候性(劣化)試験、評価技術、塗膜欠陥などの分析技術、塗料のフィルム化を進めました。
現在、クボタで耐候性に関わる塗膜の劣化解析と塗装製品の分析解析を手がけています。
・Macromolecules、Journal Science of Polymer、Surface Coatings International、Euro Journal Document、
塗装工学誌、色材協会誌への論文投稿
・NIST-Int'l Symposium(USA)、Coating Sci. Int'l(フランス)、COSi conference(オランダ)、
マテリアルライフ学会(名古屋)、色材研究発表会(東京)の講演発表
・「色彩科学ハンドブック」 、「塗布・乾燥のトラブル対策」 書籍分筆
所属学会:色材協会 関東支部 塗料部会/実行委員長 講座企画と運営(講師)

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