インダストリー4.0に対応した自動化ライン構築ノウハウ,計画から実現に必要なプロセスと対策方法,自動化可否の事前検証方法と自動化設備の購入仕様書の作成方法について,豊富な経験に基づき分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
TSF自動化研究所 代表 村山 省己 先生 東海大学工学部機械工学科 非常勤講師,東京都中小企業振興公社 デジタル技術アドバイザー
- 日時
- 2024/1/10(水) 10:00〜16:00
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
- テキスト
- 製本資料(受講料に含む)
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 テキスト 製本資料(受講料に含む) ※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。 受講対象 工場の生産性向上に携わっておられる生産技術者をはじめ、ミドルマネジメント層を対象としてIoTやロボットを活用した革新的生産ラインの構築や自動化設備や自動化ラインの導入を推進している部署及び担当技術者、自動化設備や自動化ラインの設備設計技術者及び設備開発技術者。 予備知識 生産設備導入の経験や自動化設備の新規導入に係る生産技術の経験や基礎知識 習得知識 1)インダストリー4.0に対応した自動化ライン構築のノウハウ 2)自動化ラインの計画から実現に必要なプロセスと対策方法 3)自動化可否の事前検証方法と自動化設備の購入仕様書の作成方法 など 講師の言葉 日本の労働生産性は世界で27位でありOECDの中でも最下位。中小製造業をはじめとした日本の製造現場では、ロボットやIoTを活用した自動化が遅れており、革新的な生産性向上の取り組みが遅々として進んでいません。工場の生産性向上にはロボットの導入やIoTを活用したDXの実現に向けて、加速度的な取り組みが不可欠です。大手メーカーだけなく、中小製造業においても自動化設備や革新的な自動化ラインの計画・導入に対するニーズは飛躍的に高まっており、生産技術者をはじめ自動化システムの構築に携わる技術者の経験や知識、さらには、管理者のマネージメント力が必要です。 本講座では、自動化を進めている生産技術者を対象に、ロボットやIoTを活用した革新的な生産ラインの自動化を構築するために必要な実務的なプロセスの役割について詳しく解説します。 さらに、生産性の向上に不可欠な競争力のある生産ラインのあるべき姿、自動化設備や自動化ラインの構築方法やIoT、ロボットの活用技術、自動化設備の仕様書を作成方法について経験や実例を交えて詳しく説明します。本講座が、自社工場の生産ラインや生産設備の自動化システムの導入に役立ち、飛躍的な生産性の向上が図れることを期待します。
プログラム
1. 自動化ラインの構築に必要な考え方と要素 1-1 グローバル標準ラインと自己完結型設備・・・自工程完結型品質保証は自動化の基本? 1-2 グローバル・ワンデザインについて・・・世界どこでも同一品質化の考え方とは? 1-3 IoTを活用したリモートモニタリング・・・IoTで何が課題解決できるか? 1-4 自動化ラインに必要な生産技術力・・・今、自動化に必要な生産技術力とは? 2. インダストリー4.0に対応した自動化ライン自動化 2-1 何のためのインダストリー4.0か・・・高度な機械化社会に乗り遅れないためには? 2-2 IoTシステム体系と生産ラインの設計・・・リモートモニタリングシステムとは? 2-3 生産ラインにおけるIoT活用事例・・・全数検査・予知保全・傾向管理はなぜ必要? 2-4 IoTを活用した先進的ものづくり・・・ネットワーク化やシステム化はどうやってやる? 3. 自動化ラインの工程計画プロセス 3-1「品質管理項目」と「管理値」を明確にする・・・FMEA・FTAはなぜ必要なのか? 3-2「製造工程フロー」を決め「管理工程図」を作成する・・・QFD(品質機能展開)とは? 3-3「サイクルタイム」と「レイアウト」を決める・・・機械と作業者の作業分担の方法は? 3-4「設備仕様書」を作成し設備の内作/購入を決める・・・品質保証はどうやって作り込む? 4. 自動化ラインの設備計画プロセス 4-1「自動化レベル」を決め脱着&搬送方法を明確に・・・根っこが生えた設備導入は悪? 4-2「要求品質項目」「管理値」は設備仕様書に明記・・・設備仕様に必要な項目と中身は? 4-3「投資計画」にもとづき設備メーカーを決める・・・儲けるためのシナリオはどう作る? 4-4「投資計画伺書」の準備を行う・・・経営者との約束は何が必要? 5. 自動化ラインの量産開始プロセス 5-1「設備設計DR」を開催し「リスクアセスメント」の対策・・・何をどうやってチェック? 5-2「工程能力指数」の調査を行う・・・バラつく品質を解決するためには? 5-3「設備立合い検査」後、設備認定を受け量産開始・・・検収立ち合いの合否判定の方法は? 5-4「自己管理」により投資効果を検証する・・・投資未回収を防ぐためにはどうする? 6. 自動化を成功させる設備購入仕様書の作り方 6-1自働化できるか、できないか事前対策手法・・・自動化の課題の表化と解決方法は? 6-2自動化を成功に導く設備購入仕様書の作成方法・・・自動化設備の仕様書に必要な項目は? 6-3自動化に不可欠な自工程保障へのIoT活用方法・・・自動化に必要なシステムの構築は? 質疑・応答 講師紹介 略歴 株式会社 日立製作所 工機部長 日立オートモティブシステムズ 株式会社 投資計画部長を歴任 2016年4月~ 2019年3月 東海大学 工学部 機械工学科 教授 NC工作機械・自動車部品生産設備の設計開発に従事し、数々の設備設計に携わる 2019年4月 TSF自動化研究所を創設し工場の自動化を支援 2019年4月 東海大学 工学部 機械工学科 非常勤教員 2019年7月~ 東京都中小企業振興公社ロボット導入活用支援事業相談員・診断員 国家技能検定試験「機械・プラント製図」の検定委員に長年携わり、首席検定委員を経験。 また、国内・海外向け自動化ライン等、投資の最適化について幅広い生産技術の知見を有する。
専門
設計工学、機械工学、ロボット工学、自動化システム工学、生産技術開発、設備投資計画他
学会学会
自動車技術協会、日本設計工学会、日本機械学会、精密工学会他
書籍
2022年12月「切削加工現場の自動化、ロボット活用の技術動向」機械技術12月臨時増刊号(第31回日本国際工作機械見本市ガイドブック)
2022年12月「ねじの緩み検査法(超音波振動を活用した緩み判別法)」日本ねじ研究会誌Vol.53 No.12
2022年3月「ロボット自動化の勝機は“事前準備”にあり!」工場管理3月号
2022年3月「超音波振動を利用した高精度なネジの緩み検査法の開発」日本設計工学会誌3月号掲載
2021年4月「自動化システム構築の考え方と方法」プレス技術4月号掲載
他、多数
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