熱可塑性エラストマーの技術的基礎,熱可塑性エラストマー製品に関する詳細,利用技術,最新動向について,豊富な経験に基づき,事例を交え分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
神戸技術オフィス 代表 平野 康雄 先生 Ph.D.(工学博士)
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 テキスト PDF資料(受講料に含む) 受講対象 高分子材料(ゴム・プラスチック・熱可塑性エラストマー)に関する業務を担当する技術者・研究者の方、 高分子材料を使用する製品を設計する方、高分子材料に関する技術企画を担当する方委員 予備知識 特に必要ありません。 熱可塑性エラストマーに関する基礎的技術事項はセミナーの中でご説明します。 習得知識 1)熱可塑性エラストマーの技術的基礎事項 2)熱可塑性エラストマー製品に関する詳細 3)熱可塑性エラストマーの利用技術 4)熱可塑性エラストマーに関する最新動向 など 講師の言葉 熱可塑性エラストマーは、ゴムの特性と熱可塑性プラスチックの成形性を併せ持つ材料であり、幅広い分野で用途展開が進んでいる。従来のゴムと比較した場合、加硫工程が不要であり、成形加工性・リサイクル性に優れ、軽量である点が評価されている。 本セミナーでは、受講者の方が 1) 熱可塑性エラストマーに関する体系的な知識を得ることができる 2) 目的にかなった熱可塑性エラストマーを選定して、製品設計ができる 3) 目的に応じて熱可塑性エラストマーの材料設計ができる 4) 最近の研究・ビジネス動向を理解することができる ことを目標としている。 普段化学に接しておられない方にもご理解いただけるよう、熱可塑性エラストマーを理解するための基盤となる高分子化学に関する基礎事項も紹介する。また、熱可塑性エラストマー選定のポイント・評価・材料設計についても紹介し、確実な製品設計に進んでいただけるよう配慮している。
プログラム
1.熱可塑性エラストマーの基礎
1-1. はじめに
(1)熱可塑性エラストマー(TPE)とは
(2)TPEの成分と構造
(3)TPEの熱的性質
1-2. TPEの歴史
1-3. 製造、特性、加工を理解するための基礎
1-4. TPEの分類
2.熱可塑性エラストマー各論
2-1. スチレン系TPE
2-2. オレフィン系TPE
(1)ブレンド系
(2)TPV(動的加硫)系
2-3. ウレタン系TPE
2-4. エステル系TPE
2-5. アミド系TPE
2-6. その他のTPE
3.熱可塑性エラストマーの選定・設計・成形
3-1. TPE選定の考え方
3-2. TPEの評価方法と特性比較
3-3. TPEの設計
(1)設計の考え方
(2)設計例
3-4. ゴムの置き換え
(1)TPEとゴムの特性比較
(2)置き換え例
3-5. TPEの成形
(1)押出成形
(2)射出成形
4.熱可塑性エラストマーの研究動向
5.熱可塑性エラストマーのビジネス動向
質疑・応答
講師紹介
略歴
1979年 大阪大学理学部高分子学科卒業
1981年 大阪大学大学院工学研究科石油化学専攻修士課程修了
1981年 宇部興産株式会社入社
1988年 米国デラウェア大学大学院工学研究科航空機械工学専攻博士課程修了
1992年 株式会社神戸製鋼所入社
2017年 株式会社アントレポ入社
2019年 神戸技術オフィス設立