品質保証の必要性・信頼性の基礎概念,加速試験のポイント,加速試験の進め方の実際とコツについて,演習をふまえ詳しく解説する特別セミナー！！
- 講師
D-Techパートナーズ 代表 原田 文明 先生 （元) 富士ゼロックス,品質保証安全環境評価部長,シニアアドバイザーを経て現在に至る
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- （消費税率10%込）1名：49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名：44,000円
※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円（内税）を頂戴します。
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 テキスト 製本資料（受講料に含む） ※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円（内税）を頂戴します。 受講対象 設計や品質保証の実務者 予備知識 特に必要ありません 習得知識 １）信頼性と品質保証の関係 ２）加速試験の成立条件とポイント ３）ワイブル解析と結果の見方 ４）加速試験の役割と進め方 ５）その他 講師の言葉 信頼性データは”数と時間の壁“といわれるように、データが思うように取れない中で、解析して改善につなげる必要があります。信頼性データには市場データや実験室データがありますが、特に信頼性試験で得られるデータは、信頼性の改善に欠かせません。信頼性試験は、出来栄えの悪さを正確に測るものではなく、改善につなげる情報を得ることが目的です。 本セミナーでは、信頼性の中でもデータ解析に着目し、信頼性の改善につながる試験規模の考え方やワイブル解析の注意点について演習を交えて理解を深めます。また加速試験のデータを解析して、改善に繋げるのかについての留意点について紹介します。 受講者の声 ・教科書通りの内容の説明ではなく、講師の先生のご経験からの見解を踏まえたご説明をして頂けた事は、実際に業務の中で応用する場面では、非常に有効的な内容だったと考えております。 ・品質・開発に携わる仕事を行う中で、加速試験に対しての正しい理解が深まりました。誤解しやすいポイント等述べていただき、計画を立てる際に念頭に置くべき事柄を知れてよかったです。 ・加速試験の注意点や有効な適用範囲について総合的に講演いただき、現在担当している業務に非常に役に立つ情報を得ることができました。 ・様々な信頼性に関する手法や考え方をご教示いただきありがとうございました。早速社内の故障品でワイブルプロットのデータを取得したり、故障品解析を実施したりして社内のノウハウデータベースを作りあげていこうと思います。
プログラム
1 信頼性の確認と保証 ・信頼性における試験の役割 ・信頼性試験で合否判定よりも重要なこと ・信頼性の出来栄えをどう測るか ・保証のための試験の考え方（信頼性の実証から改善へ） 2 信頼性抜き取り試験の原理と方法 ・信頼性試験が抜き取りとなる理由 ・抜き取り試験の原理と前提条件 ・計量一回抜き取り試験と計数抜き取り試験 ・最小の試験規模の決め方 ・試験規模で気を付けること 3 定型試験と非定型の試験 ・定型試験と非定型の試験の特徴 ・定型試験の注意点 ・試験の目的に応じた使い分け ・サンプル数の考え方 ・設計計画、試験計画への生かし方 4 ワイブル解析の方法と結果の見方、使い方 ・ワイブル分布の特徴 ・ワイブル解析と結果の見方、使い方（演習） ・解析結果を助ける情報 ・ワイブル分布に従わない場合 5 不完全データの解析方法 ・完全データと不完全データ ・不完全データの解析法 （演習） ・データ解析時の注意 6 加速試験データの解析 ・加速試験とは ・加速試験データで気を付けること ・故障モデルとデータ解析での注意 ・市場データの使い方 ・ワイブル解析の活用と注意点 7 まとめ 質疑・応答 講師紹介 略歴 富士ゼロックスにて、信頼性管理部門で開発商品の信頼性管理、信頼性評価及び試験、加速試験法・解析手法，信頼性予測手法開発に従事。 設計段階で信頼性予測をへて、部品信頼性評価業務を統括。設計・仕入先での信頼性技術指導。 また、IEC TC56(ディペンダビリティ)委員として各種国際規格の策定とJIS化に参画。 FMEA、加速試験、リユースなどのJIS化に貢献。 2019年よりD-Techパートナーズ代表 所属学会等 日本信頼性学会、IEC TC56エキスパート、JIS制定委員、都信頼性研究会アドバイザー他