受講概要
受講形式 会場・WEB テキスト 製本資料(受講料に含む) ※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。 受講対象 1.世界に通用する標準的な調達手順を知りたい方 2.調達原価の詳細を知りたい方 3.サプライヤーの選定で迷っている方 4.サプライヤー向け仕様書で困っている方 5.国内外での物品の品質差の原因を知りたい方 6.グローバル調達を検討中で、その基本を知りたい方 7.サプライヤーの上手な管理方法を知りたい方 予備知識 特別な予備知識は必要ありませんが、海外業務一般に興味関心を持っていることが大切です。 営業、製造、設計、研究開発、品質管理などの分野で業務経験があれば十分です。 ※事前質問は、事務局(th@thplan.com)までメールにてご連絡ください。 習得知識 1)どこの国から調達するのがいいのか・どの企業が供給しているのか? 2)どの部品・製品を海外調達の対象とすべきか? 3)品質や納期に問題は無いのか? 4)海外サプライヤーの管理方法 5)本当に海外から調達するのがベターなのか? 6)海外調達の際の社内管理事項 など 講師の言葉 昨今、デジタル化、オンライン化が進み調達関連のソフトウェアも出現していますが、いずれも調達業務の上澄みにすぎず、調達、サプライヤー管理の基礎が分かっていなければgarbage in garbage out(ゴミの横流し)となります。様々な業界で様々なトラブルを経験してきた講師が具体例を出しながら、確実に実践できるノウハウを提供します。希望や悩みは各社千差万別ですので、一方的な講義ではなく、相互討議interactiveなdiscussionも交えた目からウロコのセミナーとなります。 グローバル化もここへ来て分断現象がおき、経済安保の必要性が生じてきました。その結果技術仕様の見直しや特許の取り扱い、さらには調達ルートのに迫られており、気を抜いてはおれません。あらためてこの機会に表の現実と裏の基礎・基本を確認して、好結果の出る対応策を講じなくてはなりません。 今回は海外調達業務に必要不可欠な英語についても、すぐに役立つ聞く・話す・書く・読むの全面にわたり、無駄を排した実践的な実戦実務英語の解説も行います。文書による事前質問も受け付けますので、乞うご期待を。
プログラム
Ⅰ グローバル化と混迷の時代 コロナ騒動一考 事業環境と日本 製造業、調達、供給網 Ⅱ グローバル調達の基本手順 心構えと内外商習慣の違い 基本調達業務と文書x17 達実務必勝虎のまとめ サプライヤーの探し方能力審査 適切な調達物品の選び方 サプライヤー技術能力審査の方法 合格前提の審査方法 Ⅲ 見積依頼書と注文書の作成 見積依頼書と注文書の完成度 基本条件牡の構成要素 定形見本事例の紹介 Ⅳ 品質不良と納期遅れの防ぎ方 品質確保のノウハウ 発注者が直面する問題点 品質の内外差とその背景 品質トラブル防止三段論法 検査専門会社への業務委託 Ⅴ グローバル事業の推進 発生クレームとトラブル事例 品質と共通する処理業務の流れ 必要とする最小限の管理書類 Ⅵ クレーム処理はこの方法で 発生クレームの事例と分類 クレーム処理業務の流れ図 不良品通知書(NCR)全容紹介 Ⅶ 調達先管理のおさえどころ 体質と信頼度・経営姿勢 下請け管理の実態確認 中國・インド現地法人実態 Ⅷ表の調達とその陰アレコレ 調達実用英語の紹介 現在の貿易実務 調達原価の内訳 第三者外部への業務委託方 技術仕様書の功罪 Ⅸグローバル事業の推進 現地工場建設のポイント OEMと委託生産 技術提携と移転 質疑・応答 講師紹介 略歴 トーヨーカネツ、アラムコ, SGS, GE,バレオ、キッツ等を経て、現在に至る。 海外業務経験40年にわたる売買取引、技術両面に通じたオールラウンドプレイヤーで、海外調達、政府調達、入札制度、技術品質能力信用調査、購買仕様書などに関する論文を多数発表。 関連セミナーは青山学院を含み百回を超える。技術、売買の両面に精通し、技術提携、海外現場建設、委託生産、工場建設経験も保有する、本邦の第一人者。環境庁、NHK, 商事法務研究会、九州電力、三菱総研、みずほ総研、ソフトバンク,東京メトロ など、大手、中小メーカーに対するコンサルタント実績を多数保有。 海外調達の関連論文多数 著作 「すぐに役立つ海外調達の方法と解説」