課題解決、品質向上、技術向上のセミナーならTH企画セミナーセンター

強度増大法の施工法・寿命を向上ノウハウ習得のための

各種機械構造物の強度設計法:CAE設計法,寿命増大法,最新寿命設計基準【WEB受講(Zoomセミナー)※本セミナーは、6/13から延期開催となりました。


Warning: Undefined variable $seminar_kind_formatted in /home/beker/thplan.com/public_html/wp-content/themes/thplan/single.php on line 37
WEB受講

機械

各種の破壊モード,限界強度設計法の基礎から各種製品への適用例,強度増大法の施工例,寿命評価に適切なCAE解析法などについて,実務で実践できるよう例題演習・質問討議を交えて解説する特別セミナー!!

講師
元(株)日立製作所 工学博士 宇佐美 三郎 先生
(株)日立製作所の研究所と事業所にて長年,製品対策とトラブル対策に従事
日時
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
受講料
(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
   ※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
テキスト

受講概要

受講形式
WEB受講のみ
 ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。

テキスト
製本資料(受講料に含む)
※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。

受講対象
特に制限はありません。


予備知識
特にありませんが、材料力学の基礎を経験していれば理解が進みます。


習得知識
1)各種機器・構造物のそれぞれに最適な疲労寿命設計手法と最新規格
2)種々の疲労破壊事例から得られる教訓
3)疲労強度増大法、長寿命構造の実例 などに


講師の言葉
 安価な材料で軽量かつ製作が容易な製品を設計することがコスト低減の基本です。そのためには、正確な限界値を基準とした強度設計を行い、部材の能力を最大限発揮させることが必要です。しかし,破壊の起点となる部分の形状や負荷の作用形態、使用環境などは様々で,いろいろな破壊モードがあります。
 そこで本セミナーでは、各種構造要素の破壊モードとそれらに対応した限界強度設計法の基礎から各種製品への適用例までをわかりやすく解説します。
 さらに、強度増大法の施工例や寿命を向上させた改良構造例も多数紹介します。また、コンピュータの進歩によって製品全体を有限要素法で応力解析することも可能となって来ていますが、寿命評価に最適な解析がなされていない例も多数見受けられますので、それらにふさわしいCAE 解析法をも解説します。
 また、講義内容を翌日からの実務ですぐに実践できるように、適宜、例題演習・質問討議などを行います。さらに,400ページ以上の文章テキストも進呈します。

プログラム

1.事故例に学ぶ機械・構造物の破壊メカニズムと対策法
  脆性破壊、応力腐食割れ、クリープ破壊,高サイクル疲労、低サイクル疲労

2.外力によって構造物に発生する応力とひずみ
 (1) 応力・ひずみと塑性変形
 (2) 部材の塑性崩壊条件
 (3) 組合せ応力と破損の条件
 (4) 応力集中の発生メカニズムと応力集中係数
 (5) FEMによる集中応力の正確な求め方

3.金属疲労破壊のメカニズム
 (1) 金属疲労のメカニズム
 (2) 疲労限度のメカニズム
 (3) 各種因子の影響
 (3) 応力集中部の切欠き係数
 (4) 圧縮残留応力付与による疲労強度増大法

4.構造物の低サイクル疲労寿命設計法
 (1) 低サイクル疲労破壊のメカニズム
 (2) 構造強度設計の体系
 (3) ASME,EN における応力集中部の低サイクル疲労寿命設計法
 (4) 弾塑性解析とミーゼス応力の問題点
 (5) はんだ接続部の熱疲労寿命

5.溶接継手止端部の疲労強度設計法
 (1) 溶接による引張り残留応力の発生メカニズム
 (2) 溶接継手止端部に集中する応力
 (3) 余盛止端角度の影響
 (4) 母材強度の疲労強度への影響とそのメカニズム
 (5) IIW の溶接継手疲労強度設計基準
 (6) FEMによるホットスポット応力の求め方
 (7) 溶接後処理による強度増大法とその効果

6.ボルト締結部の疲労強度設計法
 (1) ボルト締結部ねじ底の応力集中と疲労強度
 (2) 外力のうちボルトに流れる力
 (3) VDIのボルト締結部寿命設計基準
 (4) トルク法締結の問題点
 (5) ボルト締結部のゆるみ防止法

7.溶接継手不溶着部、加工傷,材料欠陥を有する部材の疲労強度設計法
 (1) 破壊力学入門
 (2) 応力拡大係数の値とFEMによる算出法
 (3) 疲労き裂進展速度と進展下限界値
 (3) 溶接継手ルート部の疲労強度
 (4) 材料欠陥や加工傷を有する部材の疲労強度

8.各種形状の応力解析集と材料強度データ集
 例題、質疑・応答(適宜)


講師紹介
略歴
(株)日立製作所を2023年3月に退社
研究所と事業部の両者に所属し、発電機、超伝導機器、原子力機器、建設機械、パワーデバイスなど電力、産業製品の開発と不具合対策における強度信頼性向上を担当。
受賞
文部科学大臣賞 受賞
「微小な欠陥を含有する構造物の疲労強度研究」ASME,機械学会、溶接学会に所属して88篇の論文を発表。 機械学会フェロー。疲労破壊力学の研究で文部科学大臣賞を受賞。