コストダウンは何故必須なのか,コストダウン力は何で決まるのか,コストダウン担当者個人としての心構え・能力,購買・調達で重要な適正価格の理解・計算法について,豊富な経験に基づき,事例を交え実践的に解説する特別セミナー!!
- 講師
化学原料コストダウン研究所 所長 山本 恒雄 先生 元 株式会社カネカ 研究開発・研究管理に従事
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 テキスト 製本資料(受講料に含む) 受講対象 化学原料の購買・調達に携わっている組織の長と実務者、 化学原料に何らかの形で関わっている研究部門・開発部門・経営企画部門・製造部門の方々、 及び、経済的会社運営に目を光らせている社長・経営者などにお役に立つ内容になっております。 予備知識 特にありませんが、購買・調達の経験がある方、大学レベルの化学の素養をお持ちの方が望ましいかも知れません。 習得知識 1)コストダウンの基本(何故必須なのか?定義式は?コストダウン力は何で決まるか?) 2)コストダウン担当者個人としての心構えと能力 3)購買・調達で最重要な能力:適正価格の理解と計算法 4)個人プレイ以外のもっと大切なことは何か? など 講師の言葉 化学原料のコストダウンは、社長・経営陣・他組織から利益創出策として熱望されています。経済環境を言い訳にできないし、「できる範囲でやればよい」と言うレベルでは社内はもう納得してくれません。営業活動と同様に、死にものぐるいで、且つ、必達が求められています。 セミナーでは、化学原料の場合のコストダウンのやり方を1日で集中的に学びます。巷で行なわれていないやり方です。化学原料の購買に何らかの形で携わっている方は是非このノウハウをご活用ください。 化学原料の中で、基礎化学品や汎用樹脂のような価格変動が頻発する数少ない市況原料以外の、非市況原料(ファインケミカル、添加剤、安定剤、難燃剤など)に注目して、コストダウンの考え方と多彩なコストダウン手法を解説します。これらの原料は、化学製品を作るために欠かせないにも拘わらず、購買金額が市況原料に比べて概して少ないため、コストダウン効果が小さいと思い込まれていつも軽視されているのが現状です。しかし、そこにこそコストダウンの大きな余地と損益分岐点の非可逆的な改善への道があります。適正価格が分からない世界です。しかし、最大のコストダウンを生み出すために買い手がコントロールできる唯一の要素である獲得価格の極限値は適正価格です。その意味で適正価格の見極めに最大の精力を注ぐのが最も本質的なコストダウン活動になります。価格を合理的に確定させることは購買・調達の専権的最大の任務でもあります。 本セミナーでは、豊富な化学原料購買の知識に裏付けされた顕著な実績を持つ講師が、長年の経験から見つけ出したコストダウン戦略、コストダウン手法19種、根源になる適正価格の科学的予測を解説します。チコちゃんに叱られないように、シッカリ学習して、社内No.1のコストダウンのプロになりましょう。
プログラム
(A)本セミナーの目的と目標 (B)コストダウンの出発点となる個々人のマインド B-1)化学原料の購買の特徴 B-2)市況原料と非市況原料のコストダウン B-3)コストダウンへの心構え B-4)適正価格の考え方 (C)組織力を結集するための環境のマネジメント(コストダウン戦略) (D)馬鹿の一つ覚えの価格交渉に陥らないためのコストダウン手法(19種) D-1)共通的な事項 D-2)手法の全体像 D-3)手法毎の考え方、注意点、事例 D-4)手法とコストダウン効果の関係 (E)成功率を高めるための実務修得コース E-1)購買のためのコンピテンシー・ライブラリー E-2-1)適正価格の予測1(輸入価格の解析:雑音がない場合) E-2-2)適正価格の予測2(輸入価格の解析:唯一無二のノウハウが必要です) E-2-3)適正価格の予測3(あなたにも輸入価格の解析ができるようになりました) E-3)適正価格の予測4(販売価格の推定) E-4)コストダウン原料の抽出法と中期計画の作り方 (F)開発購買の事例 (G)複数購買化の考え方 (H)纏め (I)質疑・応答 講師紹介 略歴 高分子物性の世界的権威者である高柳素夫教授(故人)の門下生として九州大学大学院工学研究科修士課程(応用化学)修了後、株式会社カネカ(旧社名:鐘淵化学工業株式会社)に入社。 5つの研究所にて27年間研究開発を担当。 1996年から7年間、原料部で原料部長直属の購買企画担当として副原料のコストダウンをリード。 技術者ならではのコア技術を確立する事を通じて、社内の幅広い関係者を巻き込んで個人業績として累積475億円のコストダウン実績を挙げる。(7年間の活動で、年間購買金額72億円⇒50億円に削減) 定年退職を機に、満を持して、2007年7月2日に化学原料コストダウン研究所を設立。現在に至る。 単独の著作はないが共著は多数あり。 GLG社 世界専門家集団 GLGカウンシル登録会員、 (社)近畿化学協会 認定 化学技術アドバイザー(原料購買) 11種の基本サービスを中心にして成功報酬型アウトソーシング方式で化学メーカーなどの購買・調達部門を支援、 情報販売のコンサルティング、購買・調達の職種のためコストダウンセミナー講師などの教育活動も行っている。