クリーンルームの基礎,清浄度維持のためにやるべきこと・やってはいけないこと,汚染の状況把握,作業員管理・汚染対策の具体的ノウハウについて,演習を交えわかりやすく解説する特別セミナー!
- 講師
水谷 旬 先生 工学修士(金属分析化学専攻) 元・新日本空調株式会社 クリーン化技術エンジニア
- 日時
- 会場
※本セミナーは、WEB受講のみとなります。
会場案内
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEBのみ ※本セミナーはZoomシステム利用によるオンライン配信となります。 受講対象 クリーン化技術に携わる全ての方々。 初級の方にもわかりやすく解説します。 やや難しい内容は、その本質を噛み砕いて説明します。 予備知識 何も必要ありません。安心して受講してください。 専門用語は随時解説します。話に着いて来ていただければ大丈夫です。 習得知識 1)クリーンルームの基礎の確認 2)清浄度維持のためにやるべきこと・やってはいけないこと 3)汚染状況の把握 4)具体的な作業員管理・汚染対策 講師の言葉 クリーン化技術に携わる、初級から中級までの全ての方々を対象に、上級入口までの内容を、平易な言葉で説明します。 理論のほか、実験・実測・経験に基づいた内容も示します。例題で、具体例・図・表・写真も多く掲げます。質問は随時受け付けます。専門用語は進行に伴って自然に吸収できるようにします。 講演の重要ポイントは以下の通りです。 1.汚染の原因と対策 2.作業員管理・教育の重要点 3.クリーンルームの適正な状態の維持・管理 4.クリーン化技術の最新の動向
プログラム
1.クリーンルーム(以下,CR)の基礎 (1)清浄度とは何か? (2)CRの種類・形式・変遷 2.クリーンルーム内の汚染物質 [塵埃] (1)[演習]空気中で微小粒子はどのように移動するのか? (2)気流との関係,拡散範囲 [ケミカル汚染物質] (1)分類,濃度表記 (2)アウトガスとは? (3)捕集方法と分析方法 [微生物] (1)存在状態 (2)関連規格(GMPなど) (3)捕集(落下法,衝突法など) (4)培地と培養条件の例 3.作業員管理と教育 (1)CRの4原則 (2)クリーンスーツ着衣人体からの発塵機構 手首からの発塵 衣類の摺動による発塵 クリーンスーツの内圧変動 クリーンスーツを通しての発塵 人体からの塵埃拡散範囲 (3)人の適正な位置取り・適正な動作とは? (4)クリーンスーツの選定,洗濯頻度 選定の要件,フィルタ効率と運動発塵量との関係,劣化 (5)クリーン手袋は上か下か? (6)エアシャワーの効果 (7)作業者の意識,規律と行動,教育・訓練項目/方法 4.さらなる清浄化への指針(対策) (1)汚染源及び近傍の気流を把握 → 対策へ (2)普遍的な対策コンセプトとは? (3)除去/抑制の手順と考え方 (4)改善事例に学ぶ汚染対策の要点 滞留の解消 気流のバランス 対策(改善)事例 対策のまとめ 5.クリーンルームの清掃 (1)清掃の種類と方法 (2)各部位の清掃方法・頻度,特定表面の清掃 (3)注意点 6.クリーンルームの国内外関連規格の最新動向 ISO規格,JIS規格,JACA指針など 7.参考文献紹介(初級~上級まで,主要なものを表紙画像と内容も含め紹介) 質疑・応答 講師紹介 略歴 1980年代より,主にクリーンルームに関する研究・開発に従事。 長年の成果品の情報整備と活用,技術営業,社内外教育,社内教育プログラム設計, 社内プレゼンテーション講師,学協会活動,講演,執筆,通信教育(社外),知的財産権管理等を行ってきた。 講演回数70回(累計445.5時間),執筆89件,通信教育18件. 受賞歴(クリーン化技術分野にて) 2019年6月19日,日本空気清浄協会(JACA)より感謝状を受賞。 1991年から約30年間,ISO規格・JIS規格・JACA指針などの制定に携わったことに対して授与。 学協会活動の経歴[現在は,全て退任] ・ISO/TC国内委員会委員(日本空気清浄協会) ・JIS B 9920 改正原案作成委員会 本委員会委員 ・「クリーンテクノロジー」誌 編集委員 著書・執筆 ・「より良いクリーンルーム実現のための基礎知識と重要ポイント」通信教育テキスト(2021) ・随想“技術は現在地のみで語れるか?”空気清浄60(2),pp.64-68,83(2022) ・「より良いクリーンルーム実現のための基礎知識と重要ポイント」通信教育テキスト(2022)