受講概要
受講形式 会場・WEB 受講対象 製造業:半導体、液晶、電子部品、自動車、窯業、家電、精密機械、プラスチック成型 金属加工、金型でクリーンルームの職場の方、異物不良で悩んでいる方 予備知識 特に必要ありません 習得知識 1)異物発生のメカニズム 2)異物不良をゼロにする方法 3)異物の経験則 4)具体的なノウハウ など
講師著書:異物不良「ゼロ」徹底対策ガイド(日刊工業新聞社)を進呈します。
講師の言葉
異物不良、打痕、キズ不良に困っていませんか?「何度やってもなくならない」と悩み、結果、あきらめていませんか?「異物ゼロへのアプローチ」で異物不良はゼロになります。
異物不良は、異物の正体を知り、徹底清掃することよりゼロになります。その結果、異物の発生源と伝達経路が限定でき、不良の発生メカニズムが明確になります。
しかし、生産を続けていくうちに異物不良は徐々に発生し始めます。その速度を遅らせるのが発生源対策と伝達経路対策です。この2つの対策を打つことにより異物不良ゼロ状態が長く続くようになります。仕上げとして清掃困難箇所対策を打ち、効果的・効率的な清掃基準を作成します。それを守ることにより異物不良ゼロ状態を保つことができるようになります。
本セミナーでは、この一連の流れを説明し、3つの対策の事例、実際の活動事例を紹介し、異物不良をゼロにするストーリーを理解して頂きます。異物ゼロへのアプローチは、異物の素人だった講師が30年間のコンサルティングで異物不良を実際にゼロにし、その経験則(成功事例、失敗事例)を体系化したものです。そのはじめのトライは半導体から始まり、液晶、電子部品、自動車、窯業、家電、精密機械、プラスチック成形、金属加工、金型と違う業態の現場で実践され続けました。ですから、一般エリアからクリーンルームまですべての現場で適用可能です。
異物は経験則です。ぜひ他社の経験則を自社で試してみて下さい。必ず異物不良はゼロ、もしくは激減します。もし、ゼロにならなかったとしてもそこまでの経験でゼロにするヒント(ひらめき)が得られます。異物ゼロへのアプローチで長年悩んできてあきらめていた異物不良、打痕、キズをゼロにして下さい。
プログラム
1.異物不良ゼロへのアプローチ 1.1 なぜ異物不良はゼロにならないのか 1.2 異物不良をゼロにするには 1.3 異物の正体は何か 1.4 どの工程で発生したか 1.5 徹底清掃で異物不良をゼロにする 1.6 複数の異物が慢性不良を起こす 1.7 異物の発生源は34 1.8 伝達経路は7つ 1.9 異物ゼロへのアプローチ 2.徹底清掃 2.1 徹底清掃・3つの基本、清掃場所、服装・用具、汗の3つに注意する 2.2 全体一斉徹底清掃 2.3 具体的な徹底清掃方法 2.4 仕上げ清掃 2.5 清掃を記録する 2.6 結果をまとめる 3.発生源対策 3.1 購入品により持ち込まれる異物への対策 3.2 材料から発生する異物への対策 3.3 設備から発生する異物への対策 3.4 人から発生する異物への対策 3.5 製品・部品から発生する異物に対する対策 4.伝達経路対策 4.1 購入品異物の防衛策 4.2 外から持ち込まれる異物をシャットアウト 4.3 落ちる異物への対策 4.4 気流の制御 4.5 静電気対策の常道はイオナイザー 4.6 接触する伝達経路への対策 4.7 再付着する異物への対策 5.清掃基準の作成 5.1 みんなが守れる清掃基準を4つの手順で作る 5.2 ビデオ清掃基準書 6.異物管理 6.1 異物管理のフレームワーク 6.2 異物不良は絶対に外に出さない 6.3 正しい異物の除去方法 6.4 異物をデータで管理する 6.5 清掃で異物不良ゼロ状態を維持する 7.事例紹介 半導体・前工程、後工程、電子デバイス生産工場、自動車・塗装工場 木材加工工場、プラスチック成型 質疑・応答 講師紹介 略歴 中崎 勝 先生 1981年 慶応義塾大学・工学部・計測工学科卒業 株式会社ブリヂストン入社 1987年 日本デジタルイクイップメント株式会社入社 1992年 株式会社ロンド代表取締役社長 著書 成功するCIM(1992年)、やりたくなり5S(2016年)、ポカミス「ゼロ」徹底対策ガイド(2018年) 異物不良「ゼロ」徹底対策ガイド(2019年) いずれも日刊工業新聞社刊 大谷みさお先生 日立東京エレクトロニクスに入社 半導体製造部門に従事 1998年,ロンド・アプリウェアサービスに入社 組立・プロセス産業の現場でコンサルティング業務にあたり23社で成果を上げる。 現場作業者と一体になって取り組む“現場実践型”のコンサルティングを信条とする。