悪い設計変更とは何か,社告・リコールの原因,良い設計変更とは何か,QCDPaで評価できること,悪い設計変更を良い設計変更に変える手段について,具体的事例を含め,実践的に分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
國井技術士設計事務所 所長 國井 良昌 先生 日立 及び、富士ゼロックスで設計業務に携わり、設計プロセス改革や設計審査長を経て現在に至る
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ *本セミナーは、Zoomシステム使用したオンライン配信(録画視聴無し)となります。 *セミナー内容を、確実に実践に活かしていただけるよう復習ツールを講師からご提供します。 また、受講後も、講師への質問をお受け致します。 受講対象 ・企業の企画、開発、商品設計、生産設備設計、生産治具設計、品質管理、設計審査員など ・どうしたら、品質問題をなくせるか悩んでいる方 ・悪い設計変更が理由で、企業収益の圧迫や開発遅延の悩んでいる方 習得知識 技術者の四科目は、掛け算で評価されるQCDPa 1)QCDPaを上手に設計変更してグローバルで戦える設計力 2)悪い設計変更とは何か、社告・リコールの原因 3)良い設計変更とは何か、QCDPaで評価できる 4)悪い設計変更を良い設計変更に変える手段 すべての悪い設計変更を、良い設計変更の実践へと導く。 進呈 講師著書:「ついてきなぁ!悪い『設計変更』と良い『設計変更』 (日刊工業新聞社)を進呈します。 メインテキストとして使用します。 講師の言葉 技術者の四科目とは、「QCDPa」です。QCDPaとは、Q(Quality、品質)、C(Cost、コスト)、D(Delivery、期日)、Pa(Patent、特許)の四科目です。たったの四科目ですが、実は掛け算なんです。 Q×C×D×Pa=? ゼロがひとつでもあれば、イコール・ゼロ 例えば、・・・ ① Q=0:設計ミスや製造ミスによる欠陥商品である。顧客の財産や命までも奪い去る社告・リコールは、いつまでも収束しない。 ② C=0:高コストで物は売れない。隣国の工業界が急進したため、低コスト化戦略では日本企業が大きく後退した。 ③ D=0:今や「D」は、「開発スピード」と訳す時代であり、訳せない前記の日本企業が衰退した。 ④ Pa=0:近年では、韓国と米国のスマートフォン企業の壮絶な特許紛争が、特許調査や特許出願の重要性を物語っている。日本企業は如何に。 一方、QCDPaの四科目の中でもっとも重要な科目は、「Q」です。しかし、今や「Q」だけでは戦えない時代となったのです。ところが、無理やり戦おうとすると、前述のQCDPaをむやみに「設計変更」します。そうすると、QとCのバランスを崩して、社告・リコールの原因となり、「負のスパイラル」へと嵌ります。 これが今、隣国企業に追いつかれ、追い越された日本企業の焦りとなっています。 そこで本セミナーは、QとCに特化して、焦りでゆがんだ設計姿勢を矯正します。
プログラム
1.セミナーを有効にする基礎固め 1-1 間違いだらけのトラブル未然抽出法 1-2 従来の失敗事例集で設計力は向上しない 1-3 間違いだらけの設計フロー 1-4 悪い設計変更とは/良い設計変更とは 1-5 悪い設計変更の要因とその解消法 1-6 良い設計変更の賢い進め方 2. Q(品質)に関する悪い設計変更/良い設計変更 2-1 なぜQ(品質)が設計変更の筆頭なのか? 2-2 データで理解するQ(品質)の重要性 2-3 Q(品質)に関する設計変更の内訳 2-4 信頼性に関する設変事例:スチ-ム式加湿器の火災事故 2-5 性能に関する設変事例:ゴム材料の最適な選択 3.グループ実習と解説 3-1.足裏電動マッサージ器の窒息事件 3-2.良い設計変更を施す 3-3.発表と審査 質疑・応答 講師紹介 略歴 横浜国立大学・工学部・機械工学科卒。 日立、及び、富士ゼロックスの高速レーザープリンタの設計に従事。 富士ゼロックスでは、設計プロセス改革や設計審査長も務めた。 1999年より、國井技術士設計事務所として、設計コンサルタント、セミナー講師、大学非常勤講師として活動中。 所属学会等 公益社団法人 日本技術士会・機械部会 公益社団法人 日本技術士会・埼玉県技術士会 横浜国立大学 大学院工学研究院 非常勤講師 首都大学東京 大学院理工学研究科 非常勤講師 山梨大学工学部 非常勤講師 山梨県工業技術センター 客員研究員 高度職業能力開発促進センター運営協議会 専門部会委員 書籍 ・加工知識と設計見積り力で『即戦力』 ・ついてきなぁ!『設計書ワザ』で勝負する技術者となれ! ・ついてきなぁ!加工部品設計で3次元CADのプロになる! (いずれも日刊工業新聞社)など多数