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実際の臨床試験データを見て解析のプロセスや理論を習得するための

基礎から学ぶ臨床試験データの統計解析と症例数算定の方法

臨床試験データの統計解析と症例数算定について、
         演習を通して実践的な知識・技術が身につく特別セミナー!!

講師

新潟大学医歯学総合病院医療情報部 教授 博士(医学)、博士(数理学) 赤澤 宏平先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:47,250円 同時複数人数お申込みの場合1名:42,000円
テキスト

受講概要

基礎知識

特になし

修得知識

1)臨床試験データの性質にあった統計解析手法の選定が可能となる
2)サンプルサイズ(症例数算定)の具体的方法を習得できる

講師の言葉

  臨床試験の設計に際して、医療統計学の知識、特に、データの性質にあった統計解析手法の選定と症例数の
算定に関する知識は必須です。統計学の知識や技術は、医療統計学の入門書をひとりで勉強するだけでは
あまり身につきません。実際の臨床試験データを見て問題意識を持ちながら、解析のプロセスや関係する理論を
習得することが最良と考えます。
   本セミナーでは、臨床試験データの統計解析と症例数算定について、初心者にもできるだけわかりやすく
解説することを目的としております。講義の合間に簡単な演習問題を解いていただくことにより実践的な知識と
技術が身につきます。

プログラム

I: 臨床試験の統計解析事例
1.臨床試験の目的
2.臨床試験で使われる統計用語の解説
3.第I相臨床試験の統計解析
4.第II相臨床試験の統計解析
5.第III相臨床試験の統計解析
6.症例数の算出はなぜ必要か?
7.無作為化割付の必要性とその方法
8.演習問題
II. 統計学の基礎知識
1.治療効果の推定(点推定、区間推定)
2.仮説検定のしくみ
   2.1.帰無仮説と対立仮説、効果の大きさ
   2.2.片側検定と両側検定
   2.3. 検定統計量とP-値
   2.4. 第1の過誤の大きさ、有意水準(α)
   2.5. 第2の過誤の大きさ(β)
3.検出力(1-β)と症例数
4.医療統計学でよく出てくる分布       
(1)標準正規分布  
(2)カイ2乗分布  
(3)t分布
5.演習問題
III. 個々の統計解析手法の解説
1.2群間の比率の差の検定(カイ2乗検定)
2. 2群間の順序カテゴリー分布の差の検定(Mann-WhitneyのU検定)
3. 2群間の平均値の差の検定(t-検定、Mann-WhitneyのU検定)
4. 対応のある2×2表における比率の差の検定(McNemarの検定)
5.対応のある2群の順序カテゴリー分布の差の検定(Wilcoxonの符号付順位検定)
6. 対応のある2群間の平均値の差の検定(対応のあるt-検定)
7. 2つの生存率曲線の差の検定(ログランク検定)
8. 3群以上の平均値の差の検定(一元配置分散分析)
9. Coxの比例ハザードモデルによる生存率解析
10.多重ロジスティック回帰分析
11.演習問題
IV. 症例数の算定方法
1.カイ2乗検定
2. Mann-WhitneyのU検定
3.t-検定
4. ログランク検定
5. 一元配置分散分析
6. 演習問題