「百害あって一利なし」の道具、それはFMEAとDRです。品質自慢の
自動車企業からは、毎月が巨額のリコールを発生。その原因は、道具の使い方や
トラブルを回避する「匠のワザ」を学ばないからです。
- 講師
國井技術士設計事務所 所長 國井 良昌 先生 日立,及び,富士ゼロックスで設計業務に携わり,設計プロセス改革や設計審査長を経て現在に至る
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーはZOOMシステム使用したオンライン配信(録画視聴なし)となります 受講対象 全業種、全部門が対象です。 ① 機械、電気・電子、情報、化学、土木・建築、金融、保険、薬品、医療、 食品、教育関係者などの各種企業や団体の技術者や担当職員 ② 上記企業の研究、開発、設計、生産技術、品質管理関連の技術者 ③ 上記企業の保全、営業技術、調達、購買の技術者 ④ 病院、自治体、学校関連 ⑤ 企業の技術教育部門 予備知識 特に必要なし 習得知識 若き技術者の負担を低減させ、トラブルの再発に歯止めをかける。 1)トラブルの原因 2)トラブル完全対策法 3)現象でなく原因に打つ根本対策法 など 対策方法を指導するのは本講座だけです。 講師著書:ついてきなぁ!失われた『匠のワザ』で設計トラブルを撲滅する(日刊工業新聞社) を進呈いたします。メインテキストとして使用します。 講師の言葉 「役立たずのFMEA」、「時間浪費のデザインレビュー」そして、ともに「百害あって一利なし」 と陰で言われていませんか?その原因は、「匠のワザ」を有していないからです。 たとえば、2億円のストラトヴァリウス(ヴァイオリン)もワザがなければ雑音を奏でるだけです。 昨今、社告・リコールの新聞記事が毎日のように掲載され、日本製品の品質低下が収まりません。 しかも、掲載する企業名が特定化しています。簡単に言えば、一度、社告・リコールを発した企業は 歯止めがかからず、何度もトラブルを繰り返しているのです。その一方で、社告・リコールと無縁 の企業も存在しています。この差は一体何からくるのでしょうか? トラブルの再発防止策は、単なる ツールや学問だけでは限度があります。そこには、技術者の職歴から 生まれる「匠のワザ」が必要 なのです。この「匠のワザ」を習得するには長い年月が必要ですが、 本セミナーでは、これを一挙に 公開し習得します。何度も再発するトラブルの防止策として、Webにも無く、学校でも教わらない、 技術の職人が代々伝授してきた「匠のワザ」をここに復活させます。
プログラム
第1章 匠のワザ(1):トラブルの98%がトラブル三兄弟に潜在 1-1.トラブル三兄弟(1):「新規技術」がトラブルの原因 1-2.トラブル三兄弟(2):「トレードオフ」がトラブルの原因 1-3.トラブル三兄弟(3):「××変更」がトラブルの原因 「変化点」ではトラブルの撲滅はできません! 1-4.盛りだくさんな事例を紹介 1-5.あの韓国企業も使っているトラブル三兄弟の絵辞書 第2章 匠のワザ(2):インタラクションギャップを見逃すな 2-1.4Mで分析するインタラクションギャップ 2-2.事例:Man に関する事故(関西の電車脱線事故) 2-3.事例:Machineに関する事故(シュレッダーで指切断) 2-4.事例:Materialに関する事故(トラックタイヤ脱輪事故) 2-5.事例:Method に関する事故(原子力発電所の臨海事故) 第3章 匠のワザ(3):これで収束!トラブル完全対策法 3-1.これがトラブル完全対策法だ! 3-2.事例:コネクタの誤挿入トラブルを対策 3-3.事例:FF式石油温風機事故に関するトラブル対策 3-4.事例:洗濯機と電子レンジにみる対策 3-5.事例:液晶プロジェクタにみる対策 3-6.あの韓国企業も使っているトラブル完全対策法の絵辞書 第4章 匠のワザ(4):再発を認識したレベルダウン法 4-1.トラブルの再発を知って採用するレベルダウン法 4-2.トラブル対策に関するノウハウの構築 第5章 匠のワザ(5):現象でなく原因に打つ根本対策法 5-1.妙薬は現象でなく原因に打て! 5-2.シュレッダーの指切断事故を考察する 第6章 匠のワザ(6):落とし処はどこ?なに? 6-1.六本木回転ドア事故を考察する 6-2.ビデオ鑑賞で全復習をする
講師紹介
略歴
横浜国立大学・工学部・機械工学科卒。日立、及び、富士ゼロックスの高速レーザー
プリンタの設計に従事。富士ゼロックスでは、設計プロセス改革や設計審査長も務めた。
1999年より、國井技術士設計事務所として、設計コンサルタント、セミナー講師、
大学非常勤講師として活動中。
所属学会等
・ 公益社団法人 日本技術士会・機械部会
・ 公益社団法人 日本技術士会・埼玉県技術士会
・ 横浜国立大学 大学院工学研究院 非常勤講師
・ 首都大学東京 大学院理工学研究科 非常勤講師
・ 山梨大学工学部 非常勤講師
・ 山梨県工業技術センター 客員研究員
・ 高度職業能力開発促進センター運営協議会 専門部会委員
書籍
・加工知識と設計見積り力で『即戦力』
・ついてきなぁ!『設計書ワザ』で勝負する技術者となれ!
・ついてきなぁ!加工部品設計で3次元CADのプロになる!
(いずれも日刊工業新聞社)など多数