ゴム材料の基礎,応用,多くの自動車部品の事例,具体的な使用方法,設計・取り扱い
上の留意点について,事例を踏まえ実践的に分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
株式会社ワールドテック 講師 岡本 邦夫 先生 テクノサポートオーテス 代表, 愛知工科大学 非常勤講師
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ *本セミナーはZoomシステムを利用したオンライン配信となります。 受講対象 関心のある方ならどなたでも受講できます。 予備知識 特に必要ありません。 講師と受講者とやり取りしながら講義進行するので、未経験者でも理解が深まります。 習得知識 1)重要品質問題を起こしやすいゴム材料について、その基礎から 応用まで総括して学べます。 2)多くの自動車部品の事例を知ることで、具体的な使用方法や 設計・取り扱い上の留意点を習得できます。 講師の言葉 ゴム材料はゴム特有の弾性特性し、シール部品やホースなど多くの部品に用いられています。 ゴム材料は液状の高分子材料を原料とし、多くの添加剤を混合し且つゴム独特の架橋操作を用いて 製造しているので、金属や樹脂に比べて本質的に不安定で、重要品質問題を引き起すのが現状です。 しかし、多くのゴムメーカーはその組成・製法をノウハウとし、開示していません。 本セミナーではゴム材料の基本知識と特性、成型法等を学ぶことによって、良い設計・取り扱いを するためのポイントを習得していただくことを狙いとしています。
プログラム
1.ゴム材料の概要 1-1 ゴム材料を理解するために 1-2 ゴム材料の定義 1-3 利用分野と用途 1-4 加硫ゴムのトラブル 2.ゴム材料の基礎 2-1 ゴムの種類 2-2 ゴムとばねの伸縮メカニズムの違い 2-3 高分子材料とゴムの関係 (1)高分子材料とは (2)分子鎖とゴムの性状 (3)ゴムとして使える高分子物質 (4)温度が上がると変化する性質(5)ポリマーの部分結晶化と融点 (6)ゴムが伸びる理由 (7)ゴムとプラスチックの関係 3.ゴム材料の特性 3-1 ゴム材料の機械的性質 3-2 ゴム材料の粘弾性特性 3-3 ゴム材料の疲労特性 3-4 ゴムの寒さ対策 3-5 ゴムの耐水・耐油対策 3-6 ゴム材料の劣化 (1)劣化メカニズム (2)ゴムの耐熱性 3-7 ゴム材料の寿命評価法 4.ゴム材料各論 4-1 ゴムの分類と種類 4-2 天然ゴム 4-3 合成ゴム 5.ニーズに応える材料つくり 5-1 ニーズに応える材料つくりとは 5-2 強いゴムを作る方法 5-3 ゴムの硬さを調整する方法 5-4 ゴム材料の伸びと架橋密度の関係 5-5 残留ひずみと架橋密度の関係 5-6 耐摩耗性を向上させるために 5-7 耐候性を向上させるには 5-8 耐疲労性を向上する方法 5-9 防振ゴムの材質選定の仕方 5-10 生ゴムのブレンドによる高機能材料化 6.ゴム製品と材料の特徴 6-1 代表的なシール製品 6-2 特殊なゴム材料と製品 7.ゴム材料の製法 7-1 ゴム材料の製法とその特徴 7-2 生ゴムからゴム材料へのプロセス 8.ゴム材料のトラブルと対策 8-1 加硫ゴムのトラブル要因 8-2 トラブル解析の具体的手法 8-3 ゴムの耐油性(膨潤と劣化) 8-4 ゴムのオゾン劣化 8-5 加硫ゴムの水劣化(残留塩素) 8-6 金属化合物の引き起こす劣化(銅害) 8-7 ブルーム/ブリード現象 講師紹介 略歴 1973年4月~2005年3月:(株)デンソー(旧日本電装㈱)開発部にて車載用セラミックス 製品、空気浄化フィルタ、燃料電池関連システムの開発・設計。 2005年4月~2009年3月:(株)デンソーテクノ((株)デンソーグループ会社) 人材育成部にて技術者教育の企画と実践 2009年11月~現在:テクノサポートオーテス代表。自動車関連企業等の技術者を対象に 技術教育を支援。