ハイブリッドシステムの基本原理,なぜ燃費が良くなるのか?,エンジンの熱効率支配,
熱効率向上,最新エンジンの高効率クリーン化技術,最新エンジン技術の
利点・課題について,具体的に分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
日本大学 理工学部 機械工学科 准教授 飯島 晃良 先生 博士(工学),技術士(機械部門),元 富士重工業株式会社(現・SUBARU)
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ *こちらの セミナーはZoomシステムを使用したオンラインセミナーとなります。 受講対象 ・自動車メーカーの若手技術者の方 ・自動車部品メーカーの方で、燃費向上原理や技術を学びたい方 ・その他、自動車等の低炭素化技術に興味がある方 予備知識 特に必要ありません。 習得知識 1)ハイブリッドシステムの基本原理を理解し、なぜ燃費が良くなるのかを説明できるようになる 2)エンジンの熱効率が、何によって支配されているかが理解できる 3)原理に基づいて、どうすれば熱効率が向上するか、排気がクリーンになるかを考えることができる 4)最新エンジンの高効率クリーン化技術が、なぜ、どのように有効なのかを原理的に説明できる 5)主要な最新エンジン技術の利点と課題を理解できる 6)基礎理論に立ち返って、今後どうあるべきかを提案できる など 講師の言葉 燃費規制、CO2排出規制、脱炭素化政策などの強化により、自動車用パワートレインの電動化が 進められています。一言で“電動化”と言っても、様々なパワーユニットがあります。コスト、 航続距離、その車の用途、使用環境、ライフサイクルCO2排出、法規制などが複雑に絡んだ結果、 最適なパワーユニットを1つに絞ることはできません。 例えば、EV(バッテリーEV)100%で全ての条件をカバーできるとは考えられていません。言い方 を変えると、将来の自動車のパワートレインは、多様化してくることを意味します。つまり、EVも、 ハイブリッド車(HEV)も、プラグインハイブリッド車(PHEV)も、そして高効率なエンジン車も、 燃料電池車(FCV)も、それぞれ重要な開発課題を持っていることを意味します。 本セミナーでは、今後の電動パワートレインとメインと考えられ、かつエンジン車(ICV)とEVの 両方の要素を兼ね備えるハイブリッドシステムについて、その基本原理と燃費向上メカニズム基礎から 分かりやすく解説します。 また、ハイブリッド車の燃費を向上するためには、そこに搭載されるエンジンの高性能化が必須です。 そのため、内燃機関の高効率化の原理と技術についても基礎から詳しく説明します。その上で、電動 デバイスと内燃機関のシナジーによる低炭素化の実現について基礎から理解していただきます。
プログラム
1.自動車のパワートレインの現状 2.ハイブリッドシステム 2.1 ハイブリッドシステムの種類 2.2 ハイブリッドシステムの動作原理 2.3 ハイブリッドシステムによる燃費向上の原理 3.エンジンの基本 3.1 内燃機関の動作原理 3.2 エンジン性能の表し方 3.3 エンジンの性能を支配する因子 4.エンジン高効率化の原理 4.1 エンジンの熱力学 4.2 エンジンの熱効率を支配する因子 4.3 熱効率向上の原理 5.高効率エンジンのための次世代燃焼技術 5.1 リーン燃焼技術 5.2 高圧縮比エンジン 5.3 可変動弁技術 5.4 高膨張比サイクル 5.5 可変圧縮比 5.6 HCCI燃焼技術 6.電動パワートレイン 6.1 補器類の電動化 6.2 電動パワートレイン技術 7.質疑応答 講師紹介 略歴 2004年 富士重工業株式会社(現・SUBARU)入社 スバル技術本部勤務 2006年から現在 日本大学理工学部勤務 2016年6月-9月 カリフォルニア大学バークレー校訪問研究者 著書 基礎から学ぶ高効率エンジンの理論と実際,グランプリ出版 他多数 受賞例 第70回自動車技術会論文賞(2020) 日本燃焼学会奨励賞(2019)など多数 学会等 日本機械エンジンシステム部門 運営委員(部門幹事) 日本機械学会 エンジンシステム部門 高効率エンジン燃焼技術の高度化研究会 主査 JSAE/SAE Small Engine Technology Conference Technical Committee 自動車技術会 エンジンレビュー編集委員会 幹事 自動車技術会 電動二輪分科会 委員 日本エネルギー学会 燃焼部会 幹事 日本技術士会 機械部会 幹事