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プロバイオティクス製品を成功に導くための

新規プロバイオティクス・プレバイオティクス・
シンバイオティクス製品開発のための,
効果的内フローラ制御法
~腸内フローラの基礎, 解析方法から開発のポイントまでを体系的に解説~   
【WEB受講可能】


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医薬食品・化粧品

腸内フローラの恒常性維持・増進の効果的な方法,プロバイオティクス・プレバイオティクス・
シンバイオティクスの機能性に関する最新情報,腸内フローラの機能的マーカー,
臨床領域における腸内フローラ異常と疾患との特異的な関係,製品開発のための戦略などについて,
実践的に詳しく解説する特別セミナー!!

講師
東京農業大学生命科学部 分子微生物学科 動物共生微生物学研究室
教授 野本 康二 先生  薬学博士
(株)ヤクルト本社 中央研究所を経て現職
日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
(消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト

受講概要

受講対象
食品・製薬メーカーの研究開発、技術者、臨床機関に勤務する栄養士、薬剤師、臨床検査技師、研究者など

予備知識
・基本的な生物・化学の一般知識
・基本的な微生物学知識

習得知識
1)健康と極めて関連する腸内フローラの恒常性を維持・増進するための効果的な方法とは?
2)プロバイオティクス、プレバイオティクス、シンバイオティクスの機能性に関する最新情報
 本邦では? 世界各国では?
3)腸内フローラの機能的マーカーとしての腸内環境の有用性
4)臨床領域における腸内フローラ異常と疾患との特異的な関係
5)新たなプロバイオティクスやプレバイオティクス、シンバイオティクス製品開発のための戦略

講師の言葉
 腸内フローラには驚くほど恒常性維持能力が備わっています。
しかしながら、一端これが破たんすると、宿主の健康に悪影響を及ぼすことを明確に示す報告が
蓄積しています。
 本セミナーではまず、基本的な腸内フローラ構造の概要を説明し、腸内フローラの破たんが
誘導する疾患について、可能な範囲でその作用メカニズムを含めて解説します。その中でも最も
大きな要因と考えられる栄養、特に複合炭水化物の役割に着目します。
 さらに、プロバイオティクス、プレバイオティクスおよびシンバイオティクスの保健作用に
ついて多くの臨床研究報告を参照しながら、腸内フローラやプロ(プレ、シン)バイオティクス
の基礎・応用研究の現状と問題点、およびその解決策について解説します。
 さらに、新規なプロバイオティクス菌発掘と有効な研究・開発のためのさまざまなポイントを
提示します。
以上のポイントについて、聴講される方々の系統的な理解を意図した説明を心がける所存です。
 

プログラム

1)腸内フローラの基礎
 1-1)腸内フローラの基本構造:数、種類、嫌気性菌、通性嫌気性菌、日和見病原菌
 1-2)腸内フローラの解析方法
 ・培養法:嫌気培養、選択培養
 ・分子生物学的方法:次世代シークエンサーを利用した網羅的解析、定量的PCR(RT-PCR法)、
  FISH法、メタゲノムによる機能性解析

2)腸内フローラの恒常性を保つ、あるいは乱す要因
 2-1)腸管免疫
 2-2)腸管上皮粘膜細胞の統合性
 2-3)腸内環境:有機酸濃度、pH、腐敗産物濃度、胆汁酸
 2-4)様々な疾患(消化器、免疫、精神・神経系、生活習慣病など)における
       特徴的な腸内フローラの異常
  2-5)バクテリアルトランスロケーション、代謝性内毒素血症
  2-6)様々な実験疾患モデルにおける腸内フローラ異常

3)栄養と腸内フローラ
  3-1)肥満と腸内フローラ
  3-2)栄養不良と腸内フローラ
  3-3)複合炭水化物:食物繊維、プレバイオティクス(各種オリゴ糖)
  3-4) 腸内有機酸

4)腸内常在有用菌
  4-1)ビフィズス菌
  4-2)Faecalibacterium prausnitzii
  4-3)Akkermansia muciniphila
  4-4)Bacteroides fragilis
  4-5)Clostridium coccoides spp.

5) 腸内常在の日和見有害菌
  5-1) 腸内細菌科菌群:大腸菌、Klebisiella pneumoniae、等
  5-2) Clostridium perfringens
  5-3) C. difficile
  5-4) 黄色ブドウ球菌
  5-5) 食中毒微生物:サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌、カンピロバクター、ノロウイルス、ロタウイルス

6)プロバイオティクス
  6-1) プロバイオティクスとは?
  6-2) 主なプロバイオティクスの保健作用
  6-3) プロバイオティクスの作用メカニズム:代謝調節、免疫調節、接着性
  6-4) プロバイオティクスの最近の基礎および臨床研究の情報

7)臨床領域におけるプロ(シン)バイオティクスの利用
  7-1) 消化器外科・内科
  7-2) 救命救急
  7-3) 小児外科・新生児科
  7-4) 腸管外:口腔、膣
  7-5) アレルギー・がん

8) 新規なプロバイオティクス開発のポイント
  8-1) 常在性細菌の可能性
  8-2) 便微生物移植
  8-3) 腸内定着性:colonization resistanceの制御
  8-4) 生菌と死菌:菌体成分や特異的構造
  8-5) 接着性:adhesin
  8-6) 適正な摂取量
  8-7) 菌株特性:作用メカニズムとの関連
  8-8) 臨床作用とリンクするバイオマーカー
  8-9) ヒト以外の動物における健康と腸内フローラ


講師紹介
昭和54年3月     東京農工大学農学部獣医学科卒業、獣医師
              (株)ヤクルト本社に入社、同・中央研究所入所
平成26年9月     (株)ヤクルト本社を定年退職
平成26年10月~  (株)ヤクルト本社中央研究所 常勤嘱託(特別研究員)
平成29年3月     (株)ヤクルト本社を退社
平成29年4月~   東京農業大学生命科学部分子微生物学科 教授
この間、
昭和57~59年     九州大学生体防御医学研究所免疫部門(野本亀久雄教授)研究生
昭和63~平成元年 科学技術庁放射線医学総合研究所薬理化学部(色田幹雄部長)研究生
および平成5~6年  
平成元年~4年    米国コロンビア大学癌センター、Dr. I.B.Weinstein研究室 post doctoral fellow
平成9~11年      国立国際医療センター研究所適正開発・移転研究部(竹田美文所長)研究生
平成17年4月~    順天堂大学大学院プロバイオティクス研究(ヤクルト)講座 客員教授
昭和62年9月      静岡薬科大学(現 静岡県立大学薬学部)より薬学博士号を拝受

所属学会
日本細菌学会
日本感染症学会
日本生体防御学会
日本食品微生物学会
日本養豚学会
International Scientific Association of Probiotics and Prebiotics