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腐食問題について現場で対応できる知識と技術を身につけるための

金属腐食の基礎と各種金属材料の腐食事例と腐食防止対策・適用例
<個別技術相談受付>


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機械

腐食の基礎,腐食の種類,実環境での金属材料の腐食劣化の仕組み,各種金属の腐食事例,
  多様な防食技術の特徴と適用例について実例を交えて解説する特別セミナー!!

講師

エア・ウォーターNV株式会社 顧問 工学博士 冨士川 尚男 先生
   元住友金属工業株式会社 専門部長

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
(消費税等込み)1名:48,600円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト

受講概要

予備知識

 高校程度の物理、化学の知識

習得知識

 現場などでの腐食問題に関わった際に間違いのない対応ができるだけの基礎知識の習得が可能。
 1)腐食の基礎
 2)各種腐食の種類と特徴
 3)各種金属材料腐食の事例
 4)腐食防止対策と適用例

技術相談

 個別に技術相談を望まれる方は予め相談内容を弊社宛メールをお送り下さい。
 当日,講義・質疑応答終了後,相談に応じます。

講師の言葉

 鉄鋼材料をはじめ金属材料は各種産業に広く使われる基幹材料で、これが適切に使われないと、製品製造の根本を脅かす問題となる。
 しかしながら、現状ではそれらの金属材料に種々の損傷が生じ、品質やコストにも大きく影響を及ぼすことになる。
 腐食に基づく損傷による経済損失は国内総生産(GDP)の5%を超えるほどと言われている。 腐食は使用される環境によって大きく
異なり、且つ、極めて複雑で多岐に亙る問題で、種々の防食対策も開発されてきているが、まだ十分解明されていない部分もある。
 腐食機構の基礎についても相当程度解明されているが、実際に起こる腐食減少は種々の要素が複雑に絡み合うため、複雑、且つ、多くの
学問領域の関係と相乗して起きる。 そのため、その防食対策も広範に亙った知識から成り立っているが、困難な場合も存在する。
 したがい、腐食損傷は後を絶たず、技術者を悩ませている問題となっている。
 そこで、本セミナーでは腐食の種類とそれらの基礎は勿論、実環境での金属材料の劣化の仕組みとそれを防ぐための防食技術までを
実例を交えて紹介する。 多様な防食技術の特徴及び適用例の紹介を通じて、現場で対応できる知識と技術を身につけていただき、必要に
応じて個別の技術相談を受けて問題解決のヒントが得られるようなセミナーの構成とする。 腐食防食を基礎から学びたい方は勿論、
実務の場ですでに現在も問題を抱えておられる方々の参加をお奨めする。

プログラム

1.腐食はどのように発生するか?
2.腐食の形態と分類
3.溶液腐食(湿食)
(1)全面腐食(均一腐食)
(2)局部腐食 
   ①孔食・隙間腐食 ②粒界腐食 ③応力腐食割れ ④異種金属接触腐食
   ⑤水素脆性割れ ⑥通気差電池腐食  ⑦その他の腐食
4.高温腐食(乾食)
(1)高温酸化  
(2)水蒸気酸化
(3)高温ガス雰囲気腐食
   ①硫化  ②浸炭及びメタルダスティング  ③窒化  ④塩化物腐食
   ⑤水素浸食
(4)溶融塩・溶融金属腐食
   ①溶融塩腐食  ②溶融金属腐食
5.主な腐食試験法(JIS)
6.各種金属材料腐食の事例
(1)炭素鋼・低合金鋼の腐食
(2)ステンレス鋼及び高Ni基合金の腐食
(3)非鉄金属の腐食 
   ①Al及びAl合金  ②Mg及びMg合金  ③Ti及びTi合金
   ④Cu及びCu合金 ⑤その他
7.腐食防止対策と適用例
(1)腐食防止の考え方
(2)表面を環境から遮断する方法(表面処理・改質)
   ①めっき  ②化成処理  ③溶射  ④塗装  ⑤ライニング
   ⑥防錆油  ⑦その他
(3)環境を改善する方法
   ①インヒビター  ②電気防食  ③不働態を利用する方法 など
(4)耐食材料の採用(最近の材料)
8.最適材料と防食方の正しい選択
9.質疑応答
10.技術相談

講師紹介

 1966年、住友金属工業株式会社に入社し、総合研究所及びその後本社にも所属。
 主に腐食・防食研究やエネルギ関連の高温材料や自動車用材料などを担当する。
 その間、工学博士(東京工業大学)取得。専門部長後、2000年に定年退職。
 2000~2002年、Visiting Professor, University of Limerick, Ireland。
 2003年より現職に至る。
 その間、2005年、Visiting Professor, Changwon National University, Koreaを歴任。