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分級操作を理解し、実務に役立てるための

粉体・粒子の分級および分級操作のコツとトラブル対策


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化学医薬

粉体工学の基礎、分級操作の理論、分級装置の評価手法や推算法・高性能化法、分級操作のコツとトラブル対策、
分級操作の応用事例などについて、演習を交えて解説する特別セミナー!!

講師

広島大学大学院工学研究科化学工学専攻 教授 博士(工学) 福井 国博 先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト

受講概要

予備知識

高校または大学教養レベルの数学・物理が理解できると望ましい

習得知識

分級操作の基礎・原理・実例およびトラブル対処などの知見

講師の言葉

  粒子を大きさ毎に分ける分級技術は、高機能粉体材料の製造や環境関連プロセスを始めとする、各種の
プロセスで必要不可欠であり、分級性能がプロセスの効率や製品のスペックを大きく左右することが多々あります。
 本講座では、分級操作を理解するために必要な粉体工学の基礎項目から解説し、分級操作の原理・理論、
分級装置の分級性能の評価手法や推算法・高性能化法について解説します。また、代表的な乾式・湿式分級
装置の実例、粉砕と分級を組合わせた閉回路粉砕分級システム、分級プロセスの応用事例についても紹介します。
さらに、粒子間相互作用など分級性能を左右する因子、分級操作と集じん操作の類似点や相違点についても言及します。
なお、粉体の粒子径分布の表現方法、流体中での粒子運動の理論、分級装置の分級理論とデータ処理法などを理解できる
ように演習も実施します。

プログラム

I. 粒子径と粒子径分布                                      
1.粒子径の表現法
2.粒子径分布の表現法と関数による近似
                                                                  
II.  流体中の粒子挙動と分級の基本原理                
1.流体中での粒子運動の基礎式
2.重力場・遠心力場などでの粒子の運動
3.粒子径分布の測定法
                                                                  
III. 分級の基本理論と性能推算モデル例  
1.分級性能の評価指標
2.上昇流分離モデルと水平流分離モデル
3.分離モデルと部分分離効率

IV. 分級機の原理及び設計・使い方
1.分級機の種類と分類
2.遠心力分級機-サイクロンの原理と構造
3.サイクロンの性能評価, 性能向上と処理量増大

V. 付着力などの粉体物性と分級操作のコツ・トラブル対策
1.粒子間相互作用
2.環境条件が分級性能に与える影響

VI. 分級操作の応用事例
1.湿式分級機, DMAなど各種装置の実例
2.閉回路粉砕分級システム
3.環境プロセスなどへの分級操作の応用事例

VII. 分級操作と集じん操作
1.両操作の類似性と相違性

VIII. 質疑応答

講師紹介

平成 8年 3月 京都大学大学院工学研究科化学工学専攻博士後期課程 単位取得退学
平成 8年 4月 広島大学工学部 助手
平成10年4月 博士(工学)授与(京都大学)
平成17年 4月  広島大学大学院工学研究科 助教授
平成23年 9月  広島大学大学院工学研究科 教授

化学工学会、粉体工学会、日本エアロゾル学会、日本粉体工業技術協会 所属

粉体工学会 理事, 粉体工学会誌 編集委員長, Advanced Powder Technology誌 エディター,
化学工学会粉体プロセス分科会 副代表, 日本粉体工業技術協会集じん技術小委員会副委員長,
日本粉体工業技術協会集じん分科会 副コーディネータ