課題解決、品質向上、技術向上のセミナーならTH企画セミナーセンター

CFRP製品の生産管理・品質保証や材料・設計・製造等の技術開発の実務に役立てるための

CFRPの製造技術のポイントと実務上の留意点
~職場の課題に対し,閉講後,可能な範囲で相談に対応~


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化学機械

複合材料の特性,製造技術,治工具,機械加工,品質保証など複合材技術の要点と最新トレンドについて
 40年以上の複合材開発経験や20年以上の最新技術情報の継続的収集に基き本質的実践的に解説する特別セミナー!!

講師

(株)ビー・アイ・テック 代表取締役社長 博士(工学) 板東 舜一 先生
  川崎重工業(株)(旧川崎航空機工業(株))にて複合材構造の研究・設計に従事,技術部長を経て退職,その後現職

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト

受講概要

受講対象

 1.CFRP製品の生産管理や品質保証を担当する技術者
 2.材料・設計・製造等に関する技術開発を担当する技術者

習得知識

 1.CFRP、複合材料についての基本的特徴・特性・適用例
 2.樹脂材料、プリプレグ、セミプレグの特徴
 3.複合材の製造技術の概要
 4.熱変形、硬化度、硬化速度などの解析と加工歪、変形対策
 5.複合材料の機械加工に関する知識
 6.成型冶工具の設計方法 
 7.品質保証や修理に関する知識 など

講師の言葉

 炭素繊維強化複合材料(CFRP)製品の生産管理や品質保証を担当しておられる技術者や、材料・設計・製造等に関する
技術開発を担当されている技術者の方々を対象として、複合材技術の要点の体系的解説と最新トレンドを紹介します。
 今後の事業推進に役立てていただきたいと思います。
 40年以上にわたる講師の複合材開発の経験や、20年以上にわたる国内外の最新技術情報の継続的収集結果に基づき、本質的で
実践的な解説をします。
 また、複合材料製品の開発と生産は、その材料・成型方法・加工方法等が多種多様であるため、受講者が個別に抱えている課題や
問題は広範囲にわたります。一般的な講演では、必ずしもそれら個別の課題には回答できない可能性もあります。
それゆえ、講義終了後にも時間を設けて可能な範囲で相談に応じます。あらかじめ課題を整理してご参加されることをお勧めいたします。

プログラム

1. 複合材料に関する知識
 1-1 複合材料の基本特性
  PAN系炭素繊維の製造方法
  炭素繊維の製品形態
  炭素繊維の特徴
  繊維複合材料の原理
  ・繊維の強度
  ・複合材料の強度
    繊維長さと弾性率、強度、耐衝撃性の関係
  ・損傷許容性
  ・座屈強度
 1-2 複合材料の適用例
  スポーツ用品への適用
  航空材への適用とその部位
  自動車への適用例
  鉄道車両への適用例
 1-3 強化繊維複合材料
  複合材料の種類と特徴 GFRP/CFRP/BFRP/AFRP
  強化繊維の種類と特徴
  Dry Tape:一方向材
  織り物材;平織り材、朱子織と綾織
  ブレーディング
  NCF(Non Crimp Fabric)
  カーボンナノ材料の分類(グラフェン等)
  1-4 樹脂について
  熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂
  熱硬化性樹脂の種類と特性
  熱可塑性樹脂の種類と特性
  熱可塑性複合材と熱硬化性複合材の比較
 1-5 プリプレグとセミプレグ
  プリプレグの重要特性比較
  タフンドレジン(Toughened Resin)
  スリットテープ材
2. 製造技術
 2-1 オートクレーブ成形法
  製造工程概要
  各要素技術
  ・プリプレグ自動裁断機
  ・オートメイテッド テープ レイアップ・(ATL)
  ・オートメイテッド ファイバー プレイスメント(AFP)
  複合材の各種硬化法の概要
  ・オートクレーブ法
  ・ホットプレス法
  ・オーブン(硬化)法
  オートクレーブ硬化
  ・オートクレーブの概要
  ・オートクレーブ硬化のポイント
  ・硬化圧力/硬化温度/除圧温度
  2-2 成形解析
  熱変形解析
  硬化度解析
  硬化速度解析
  粘度特性
  発熱特性
  オートクレーブ内部の温度分布
  バッグの空気漏れの影響
  加工歪、変形と対策
  硬化変形解析
  3次元形状部品の成形

3. 冶工具
 3-1 冶工具の種類
 3-2 冶工具材料
 3-3 冶工具設計の要点

4. 機械加工と仕上げ
 4-1 締結部材
 4-2 孔加工

5. 品質保証
 5-1 複合材の品質保証の概念
 5-2 検査方法
 5-3 修理技術

6.質疑応答・個別相談

講師紹介

 昭和44年3月:大阪大学工学部機械工学科 卒業/昭和44年4月:川崎航空機工業(株)(現川崎重工業)入社/航空宇宙事業部門に在籍し、
 ヘリコプターブレード・ローター・トランスミッションなどの主要な動的構造部品(MDC)の研究、複合材構造の研究に従事/
 昭和58年4月:ヘリコプター設計室ローター設計課係長/平成元年4月:MDC設計課主査(担当課長)/
 平成5年4月:小型観測ヘリコプター設計部主幹(担当部長)/平成8年1月:小型観測ヘリコプター設計チーム・サブ・チーフエンジニア/
 平成13年4月:技術部長/大阪大学大学院工学研究科(博士課程)平成13年9月修了・博士(工学) 平成13年10月取得/
 技術士 文部科学省・登録番号・50113号(航空宇宙部門、総合技術監理)/平成14年4月:大阪大学大学院非常勤講師(知能化設計学)/
 平成15年3月:川崎重工業(株)退職/平成15年4月:現会社設立し、代表取締役に就任