中国工場の品質問題の原因と対応策,自社工場の課題解決方法,部材購入先の品質指導のポイント,
新規取引先工場の判断ポイント,中国事情についてグループ討議を交えて解説する特別セミナー!!
- 講師
KPIマネジメント株式会社 代表 根本 隆吉 先生
メーカーの中国駐在の購入部材の品質管理責任者として延べ100社の仕入先の品質管理,
品質改善指導に奔走,現在は日系中国工場の品質管理体制構築,品質改善指導を実践中
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
中国関係の仕事をされている方、今後中国関連の仕事をされる予定の方であれば特にありません。
習得知識
1)今まで見えなかった中国工場の問題点が明確になります 2)自社中国工場や取引先中国工場の品質改善、指導のポイントが理解できます 3)新規取引先を見て判断するポイントとチェック項目がわかります 4)中国事情を理解し、コミュニケーションの取り方がわかります
講師の言葉
中国に進出した日系企業の工場は、日本で生産していたときの品質を再現できずに苦労しています。なぜでしょうか? 中国工場の生産現場に行くと様々な問題点に気が付きます。それら問題点の現象は見えても、それが起きている要因は なかなかわかりません。日本とは違う中国独特の要因が奥にあるのです。そこでわたしは3Mという視点で、どこの工場でも 起きる中国工場の品質問題を浮き上がらせました。 前半では、中国工場の品質問題を3Mの視点から原因を探り、その対応方法を考えます。後半は、自社工場の課題解決の 順序と方法、そして部材購入先への品質指導のポイントや新規取引先工場の判断ポイントなどについて話をします。 「中国事情を理解する」の項目では、中国人スタッフとの良好なコミュニケーションを取るための異文化コミュニケーションも 学んでいただきます。 多くの事例を紹介するとともに、ワークなども取り入れ解決のためのヒントをお持ち帰りいただき、参加者の今後の業務の 参考にしていただくのが本セミナーの趣旨です。
プログラム
Ⅰ.生産の3要素(3M)の面から品質問題を捉える 1.人(Man) a.作業者 b.管理者 c.経営層 d.日本人駐在員 2.設備・機械(Machine) a.日本と同じ設備なら大丈夫か b.ノウハウ伝承と維持・標準化 c.教育のしくみ 3.材料(Material) a.部材調達の変遷 b.中国部材を使う側の問題点 c.部材品質と対処法 Ⅱ.中国事情を理解する 1.中国人を理解する a.謝罪のない文化 b.会社への帰属意識は薄い c.中国人に対する指示の出し方 d.宴席でのマナー 2.中国で注意すべきこと a.中国人に対してやってはいけないこと b.言ってはいけないひと言 c.贈ってはいけないもの d.うまくいくコミュニケーションの取り方 e.通訳の使い方 Ⅲ.中国自社工場の品質管理・改善で押さえるべきポイント 1.中国工場での品質管理・3つの歯車 2.中国工場のABC 3.中国工場は日本工場の鏡 4.3つの歯車を回して管理レベルを上げる 5.人材育成‐従業員教育の進め方 6.人材マネジメント 7.自社工場改善実施のための大前提 8.課題解決の順序- 工場のレベルで順序は異なる 9.課題解決の基本は日本と同じだが・・・ 10.中国要因を見極める・事例 11.品質改善が進まない・不良が繰り返される理由 12.組織マネジメント 13.改善の文化を定着させるには Ⅳ.取引先工場を見るとき、指導するときのポイント 1.中国企業と日本企業との違いを認識する 2.意識のずれを解消 3.取引先に対応してもらうためのポイント 4.どこまで求め指導するか 5.2つの視点を持つ 6.短期的視点 不良を外に出さない仕組みをつくる 7.生産委託先など数量のすくないものへの対応 8.長期的視点 育てるという視点 9.5Mで問題点を捉え改善指導する Ⅴ.新規取引先を見極めるポイント・チェック項目 1.改善の工場監査とは異なる視点を 2.新規取引先選定のポイント 3.中国工場を見極めるポイント
講師紹介
電機系メーカーにおいて、技術部門、資材部門を経て香港・中国に駐在。 現地では、購入部材の品質管理責任者として、仕入先の部材の品質管理、品質改善指導 に奔走。延べ100社におよぶ 中国工場の改善指導を実践してきた。 現在は、国内中小製造業の経営革新支援及び日系中国工場の品質管理体制構築、品質改 善指導を実践中。