36年間の適用実績! ! 性能向上とコストダウンを両立する複合接着接合に関する初の特別実践セミナー! !
金属・異種材部品・構造体の複合接着組立法と、その材料・設計・施工のポイント、信頼性、実績、効果
-構造用接着剤SGAの活用による性能向上と工程合理化、コスト低減、熟練技能レス化の両立-
従来の接着剤の課題を解消する数々の特徴を持つ構造用接着剤SGA(第2世代アクリル系接着剤)による複合接着接合法の
基礎から強度・耐久性・信頼性,設計・施工・検査のポイント迄を豊富な経験とデータに基いて実践的に解説する特別セミナー!!
- 講師
(株)原賀接着技術コンサルタント
専務取締役 首席コンサルタント 工学博士 原賀 康介先生
三菱電機(株)研究所にて入社以来接着接合技術の研究・開発に従事,主席技師長等を経て2012年退職,独立。
40年間機器組立に接着剤を活用し高信頼性接着技術を構築してきた接着の耐久・信頼性の第一人者
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
・接着の基礎知識
習得知識
1)構造用接着剤SGAの特徴と諸特性
2)複合接着接合法の諸特性、効果
3)SGAによる複合接着接合法の設計、施工、検査のポイント
講師の言葉
金属同士や異種材との組合せの部品や構造体は、溶接やねじ、リベットなどでの組立が一般的です。しかし、これらの
組立法には、薄板軽量化、剛性向上、意匠性、コスト、熟練技能者の必要性など多くの課題が
あります。これらの課題を
解決する手段として接着接合があります。しかし、接着接合は、表面処理・計量・混合などの作業の煩雑さ、硬化までの
固定と待ち時間の必要性、強度・耐久性・信頼性などに問題があることが多く、性能向上とコストダウンの両立は
容易ではありません。そのような中で、多量の油が付着したままでも高性能な接着ができ、室温短時間硬化、
計量混合の容易さなど従来の接着剤の課題を解消する数々の特徴を有する『SGA(第2世代アクリル系接着剤)』と
呼ばれる構造用接着剤が、最近、自動車、鉄道車両、船舶、建材、電機・通信・制御機器などの分野であらためて
注目を集めています。
併せて、接着剤とリベットやスポット溶接などの他の締結法を併用する『複合接着組立法』を活用することにより、
組立の作業性、接合部の性能・信頼性向上、トータルコストの低減などに大きな効果が得られます。
本講座では、43年間にわたって構造接着技術の適用開発に携わり、大手電機メーカーで、エレベーター、制御板筐体、
車両空調装置、駅ホーム稼働安全柵、大型パラボラアンテナ、軽量高剛性ハニカムパネルなど多くの製品組立にSGAによる
複合接着接合法を活用し、「SGAの育ての親」といわれている講師が、SGAによる複合接着接合法の基礎から強度・
耐久性・信頼性、設計・施工・検査のポイントまでを36年間にわたる豊富な適用実績と経験、データーに基づいて
実践的に解説します。
テキストの他に、解説図書として「自動車軽量化のための接着接合入門(原賀康介・佐藤千明共著:
日刊工業新聞社刊)」を配布します。
プログラム
1.従来の組立法の問題点 2.接着剤による組立の特徴・機能・効果 3.接着接合の特異性と課題 (1)接着接合の特異性 (2)接着接合法の欠点 (3)接着接合の欠点の解決法 4.複合接着接合法について (1)複合接着接合法の種類 (2)接着剤と他の接合法の役割・機能 (3)複合接着接合法の適用効果 ① 硬化待ち時間の廃止 ② 固定治具の廃止 ③ 熟練技能の廃止 ④ 破壊に対する冗長性の向上 ⑤ 電気的導通の確保 ⑥ 疲労特性の向上、その他 5.構造用接着剤SGAによる複合接着接合法の適用事例と効果 ① 薄板化 ② 軽量化 ③ 材料の適材適所化 ④ 意匠性材料の接合 ⑤ 剛性向上 ⑥ 意匠性向上 ⑦ 精度向上 ⑧ 工程合理化 ⑨ シール性向上 ⑩ 振動吸収 ⑪ 部品精度の低減 ⑫ 隙間充填性、その他 6.構造用接着剤SGAについて (1)成分と硬化機構 (2)特徴 ① 優れた油面接着性 ② 計量・混合の容易さ ③ 室温短時間硬化性 ④ 一液ライクに使える塗布装置 ⑤ 接着後の焼き付け塗装耐熱性、 ⑥ 優れた接着強度・耐久性・信頼性、その他 (3)欠点 (4)接着強度と耐久性、信頼性 (5)特殊なSGA ① ポリエチレン、ポリプロピレン用SGA ② 難燃性SGA ③ 傾斜物性付与SGA 7.設計・施工・検査のポイント、不良の未然防止策 (1)設計上のポイント (2)施工上のポイント (3)検査のポイント